バスフィッシング用語集


あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行


さ行
サーチベイト
(search bait):
バスの存在を探るため、手始めにキャストするルアーのこと。スピナーベイトやバイブレーションプラグなど、遠投がきき手返しのよいルアーが用いられることが多い。同義語=パイロットルアー(pilot lure)
サーフェイス
(surface):
水面。
サーマルブレイク
(thermal break):
流れ込みや湧水がある場所などで発生する現象で、水温が急激に変化する場所。サーモクラインのことを指す場合も多い。
サーモクライン
(thermocline):
水温が急激に変化する層(水温躍層)のこと。湖などの止水域において夏季に起こる現象で、太陽により温められた表層水と水温の低い底層水の間に存在する。
サイトフィッシング
(sight fishing):
「サイト」は直訳すると光景や視界を意味するが、この場合は魚を「目で確認して」釣ること。バスがシャローに上がってくるスポーニングシーズンに多用されることが多いが、時期を問わず目で見えるバスをねらう場合の総称として用いられる言葉。
サウスキャロライナ・リグ(South Carolina rig): 中通し式のシンカーとスイベルを使用したリグのこと。詳細は「リグ」の項を参考に。
サステキ: 近年になって考案されたソフトベイト用のシンカーで、バレットタイプの形状をもちながらラインを通す穴がなく、フックを通すための金属部品が装着されている。従来のテキサスリグとはシンカーの位置が逆転したスタイルのため、「テキサス」をもじってこの名称がつけられた。
サスペンド
(suspend):
「吊り下げる」あるいは「宙に浮かせる」という意味の言葉で、魚やルアーが一定の層で静止している状態のこと。ルアーでサスペンドタイプといえば、水中で静止させたときに浮くことも沈むこともないものを指す。ただし、水温によって比重が変化してしまうため、多くの場合はゆっくりと浮かぶスローフローティングになるよう設計されている。これに状況に合わせてルアーに板オモリを貼ったり、フックアイのスプリットリングを追加するなどして微調節する。
サブサーフェイス
(sub-surface):
水面(surface)の直下という意味。
サミング(thumbing) ベイトタックルでキャストをする際、飛距離を調節したりバックラッシュを防止するために親指でスプールに触れること。
サンダーストーム
(thunder storm):
雷を伴う暴風雨。激しい雷雨。
シェイキング
(shaking):
ルアーを操作する際のテクニックのひとつで、ロッドティップを小刻みに震わせてルアーに微細なアクションをさせること。
JGFA: Japan Game Fishing Association(ジャパンゲームフィッシング協会)の略称で、ジェー・ジー・エフ・エーと呼ぶ。日本のゲームフィッシング振興のため1979年に設立された。魚類調査のためのタグ&リリースプログラムなどゲームフィッシングの振興を目的としたさまざまな活動を行なっているほか、日本における釣魚記録の認定を行なっている。また、IGFAの窓口としての機能も果たしている。
JB: Japan Bass Pro Association(日本バスプロ協会)の略称で、ジェー・ビーと呼ぶ。1985年に設立され、第1回大会は山梨県河口湖において開催された「全日本バスプロトーナメント第1回チャンピオン大会」。日本で最大のプロトーナメント組織であり、全国各地でプロトーナメントを開催している。
ジグ(jig) ジグヘッド(jig head)の略称で、シンカーが一体となったフックの総称。日本ではメタルジグの略称として使用されることもあるが、アメリカでジグといえばラバージグを指すことも多い。
ジグスプーン/ジギングスプーン(jig spoon/jigging spoon) 板状の金属にフックがついたシンプルな形状のルアー。日本ではメタルジグとも呼ばれ、冬期のディープエリアを攻略するために用いられることが多い。
ジグスピナー
(jig spinner):
「く」の字状に加工されたワイヤーの片方の端にブレードが装着され、もう片方はスナップ状に加工されたルアー。このスナップ部にジグヘッドを装着してスピナーベイトのように使用する。
ジグヘッド(jig head): シンカーが一体となったフックの総称。単にジグ(jig)とも呼ばれる。フックのアイ部やアイの下部などにオモリとなる鉛やタングステンなどがついている。形状やサイズ、重さのバリエーションが非常に多いため、そのすべてを網羅することは難しい。ここでは、代表的な形状をいくつか紹介しよう。
アーキーヘッド(arkie head/arky head)
カバーへのすり抜けをよくするため、先端がやや尖っている。ラバージグとしてもポピュラーな形状で、ブラシガードがついたタイプも多い。アメリカにおけるラバージグのヘッドとしてはもっともポピュラーなタイプだが、メーカーによって微妙に形状が異なっている。
スライダーヘッド (Slider Head)
1970年に発売されて以来のロングセラー、スライダーワーム専用のジグヘッドとして、このワームの開発者であるチャーリー・ブリューアー(Charlie Brewer)が製品化したもの。発売当初はクレイジーヘッド(Crazy Head)という名称だった。現在は6タイプがリリースされている。
チューブヘッド(tube head)
文字通り、チューブベイトを使用するためのジグヘッド。チューブベイトではスパイラルフォールが求められることが多いため、ウエイトが分散するように円筒状、あるいはティアドロップ状になっていることが多い。ティアドロップ状のものはテーパードチューブヘッド(tapered tube head)と呼ばれることもある。
バレットヘッド(bullet head)
バレットとは弾丸という意味で、その名の通り弾丸のような形状をしたジグヘッド。ストレートワームなどとの組み合わせで中層をスイミングさせる場合などに用いられることが多い。


フットボールヘッド(football head)
ウエイト部がアメリカンフットボールのボールのような形状をしたジグヘッド。ボトムでの安定性が高いため、ボトムを叩くように使用することが多い。ラバージグとしてもポピュラーな形状で、特に日本ではファインワイヤーで全体のシェイプが小さいタイプが非常にポピュラー。
ラウンドヘッド(round head)
もっともシンプルな球形のジグヘッド。さまざまなタイプのソフトベイトとの組み合わせで使用できるほか、近年ではインチワッキーにも用いられる。
ジグヘッドリグ
(jig head rig):
ジグヘッドを用いたリグのこと。
ジグミノー
(jig minnow):
ミノー(小魚)シェイプをしたジギングスプーンのこと。
シシィベイト
(sissy bait):
シシィとは「弱虫」「なよなよした」という意味で、小さなルアーのことを指す。
システム・クランク
(system crankbait):
基本的に同じようなボディーシェイプをもちながら、リップの長さや角度、大きさなどで潜行深度に段階的なバリエーションをもたせたクランクベイトのこと。アメリカのバグリー社などは古くからこのコンセプトのクランクベイトをリリースしていたが、「システムクランク」という名称は日本でつけられたもの。日本でこの名称がつけられたクランクベイトの元祖は、スミス社のハスティー。
ジャークベイト
(jerk bait):
「ジャーク」とは、直訳すれば「急激に動く、ぎゅっと引くという意味。手首を使ってこのようにアクションさせるルアーのことで、ミノープラグを指すことが多い。ミノープラグという言葉はミノー(minnow=小魚)という意味からも分かるようにルアーシェイプを意味しているが、ジャークベイトは使い方そのものが語源となっている。また、ソフトプラスチック・スティックベイトをソフトプラスチック・ジャークベイトと呼ぶこともある。
シャイナー(shiner): 北米に生息するコイ科の小魚の総称。魚類学的には110種からなるNotropis属の魚類の総称として使われるが、釣りの世界においてシャイナーといえばゴールデン・シャイナー(Golden Shiner・学名Notemigonus crysoleucas)を指すことが多い。このゴールデン・シャイナーは、バスをはじめとしたゲームフィッシュを釣るための生き餌として、アメリカでもっともポピュラーな魚種。北米中部以東およびカナダ南部が本来の分布域だが、現在は全米各地に移殖されている。成長すると30cmになり、体色は地域差があるが、体側は薄い金色や銀白色で背部がオリーブ色。成熟すると胸ビレと腹ビレが黄色くなる。
シャッド(shad): 北米に生息するニシン科の小魚の総称。北米ではバスのベイトフィッシュとしてポピュラーで、群れを作るのが特徴。海から淡水域まで幅広く分布し、バスやトラウトなどのエサとして全米各地に移殖されている。日本には分布しておらず、1928年に霞ヶ浦に移殖されたが、定着しなかったという記録がある。シャッドと呼ばれる魚は数種類存在するが、バスのベイトフィッシュとしてポピュラーなのはスレッドフィン・シャッド(Threadfin Shad・学名 Dorosoma petenense)とギザード・シャッド(Gizzard Shad ・学名Dorosoma cepedianum)の2種。スレッドフィン・シャッドはおもに北米南部に分布し、背ビレ下部が糸状に伸長するのが特徴で、20cmに成長する。ギザード・シャッドは北米全土とカナダに分布し、40cmにまで成長する。両種ともにバスなどの生き餌として使用されることもある。また、小魚のようなボディーシェイプをもつクランクベイトをシャッド、あるいはシャッドプラグと呼ぶこともある。
シャロー/シャローウォーター(shallow、shallow water): 「浅い」という意味。観念上の言葉なので、具体的な水深の基準はない。
シャンク(shank): フックの部位を指す言葉のひとつで、フックの軸の部分を指す。
浚渫(dredge/dredged pit): 砂利などを採掘するために湖底、あるいは川底を掘ること。また、これによってできた溝や穴。
集魚剤
(fish attractor):
ルアーに魚を引きつけるための匂いをもった液体や半練り状の製品。ベイトフィッシュの抽出液やニンニクなどを配合した製品が多い。また、あらかじめソフトベイトなどに配合されている製品も多い。アトラクター(attractor)、またはフィッシュアトラクター(fish attractor)、フィッシュセント(fish scent)とも呼ばれる。フィッシュフォーミュラー(fish formula)とも呼ばれるが、これは製品名。
ジューンバグ(june bug、june beetle): グリーンメタリックの色彩をもつコガネムシの仲間。おもに6月くらいから発生するためこの名がつけられている。ソフトベイトなどのカラー名としてポピュラーで、パープルのマテリアルにグリーンのラメを混入したものがこう呼ばれることが多い。
ショア(shore): 岸のこと。
ショアフィッシング
(shore fishing):
岸から釣りをすること。オカッパリ、バンクフィッシング(bank fishing)と呼ぶこともある。
ジョイントルアー
(joint lure):
複数のボディーが金具などで継ぎ合わされたルアーのこと。
ショーダウン
(show down format):
アメリカのトーナメントにおいて、ギャラリーが観戦しやすいように考案されたトーナメント形式。レイクをいくつかのエリアに分割し、各エリアで1人のアングラーを割り当てて一定の時間ごとにエリアを順番に移動していく形式。かつてはBASSメガバックス大会で採用されていた。一時期この形式でのトーナメントは開催されていなかったが、BASSバスマスター・ツアーで2003年度から再び採用され、現在も一部のBASSトーナメントに採用されている。
ショートバイト
(short bite):
直訳するとショートは「手前、足りない、達しない、欠ける」という意味のことで、ルアーにバイトがあるものの、フックアップにはいたらない状態を指す。
ショルダー
(shoulder):
人間の肩のように、ブレイクオフがはじまるエッジ部分のこと。
シリコンラバー/シリコンスカート
(silicon rubber/silicon skirt):
ケイ素を原料としたゴム状素材を用いたスカート用マテリアル。ゴム製のラバースカートよりやや硬く伸びが少ないことで独特の透明感と質感があるため、スピナーベイトのスカートやラバージグのスカートのアクセントとして使用される。フレークが混入されている製品も多い。
シンカーストッパー
(sinker stopper):
小さなゴム管で、本来は遊動式のウキを止めるために使用されていた。バスフィッシングでは、バレットシンカーを使用したテキサスリグなどでシンカーを動かなくするために使用される。ウキ止めゴムとも呼ばれる。
シンキング(sinking): 沈むこと。フローティングルアーに対して水に沈むルアーをシンキングルアー、また、水に沈むハードベイトをシンキングプラグと呼ぶ。
スイッシャー
(swisher):
スイッシュ(swish)とは「シュッ」という音のことで、バスフィッシングでは水面でこのような音を立てることから、プロペラ状の金属パーツが取り付けられたトップウォータープラグを指す。
スイミング
(swimming):
ルアーを操作するテクニックのひとつで、中層を一定の速度でトレースすること。特にソフトベイトで行なう際にこの言葉が使われる。
スイムベイト
(swimbait):
カリフォルニア州南部のリザーバーにおいて、トラウトを捕食するバスをねらうために開発された大型のルアー。大型のジョイントミノーであるキャスティークトラウトやACプラグが発祥となり、その後さまざまなソフトベイト製品がリリースされた。アメリカでスイムベイトといえば大型のものを指すが、日本では同様のコンセプトでダウンサイジングされた製品も多く、こちらもスイムベイトと呼んでいる。
スイベル(swivel): ヨリモドシ、サルカンともいう。ラインとラインの連結に用いるもので、バスフィッシングではサウスキャロライナリグなどに用いることが多い。金属製で内部が空転するようになっており、ラインのヨレを防止する役割もある。また、スナップ付きのスイベルのことをスナップスイベルと呼ぶ。
スカート(skirt): 細く加工したラバーやシリコンなどの素材を束ねたもの。おもにスピナーベイトやバズベイト、ラバージグなどに装着される。シルクやティンセル、ソフトベイトと同様の軟質プラスチックを素材としたものもある。
スキニー/スキニーウォーター(skinny/skinny water): スキニーとは痩せているさまを指すが、一般的にシャローとされる浅い水域で特に浅い場所をこう呼ぶ。また、シャローと同様の意味で浅い場所をこう呼ぶアングラーもいる。
スキッピング
(skipping):
水面に石を投げて跳ねさせる"石切り"や"水切り"のように、ルアーを水面で連続して跳ねさせ、オーバーハングの奥などに送り込むテクニックのこと。
スクール(school): 魚の群れ、または魚などが群れをなして進むこと。
スティックベイト
(stick bait):
スティック(棒)のようなシンプルなシェイプをしたルアーの総称。アングラーによってまちまちな使われ方をするが、ペンシルベイトやミノープラグ、また、スラッゴーなどストレートタイプのソフトベイトを指すことが多い。ソフトベイトに関してはソフトプラスチック・スティックベイトと呼ぶことも多い。
ステインド・ウォーター/ステイン・ウォーター
(stained water):
泥などが舞って一時的に濁る状態をマディー・ウォーター(muddy water)と呼ぶのに対して、透明でありながら色がついた状態の水質を指す。特にバスフィッシングが盛んなアメリカ南東部ではサイプレス・ツリー(cypress tree、和名イトスギ)の根から染み出るタンニンによって紅茶のように色づいた状態の水質がポピュラーで、これを指す場合も多い。
ステディーリトリーブ(steady retrieve): ルアーを使う際のテクニックのひとつで、一定の速度でゆっくりとリールを巻くこと。
ストップアンドゴー
(stop and go):
ルアーを使う際のテクニックのひとつで、リールを巻いては止め、巻いては止めることを繰り返すテクニック。ロッドワークでこれを行なうこともある。
ストライプドバス
(striped bass)
北米に生息する魚類で、ストライパー(striper)とも呼ばれる。学名はMorone saxatilis。バスという名称がついているもののラージマウスバスなどのサンフィッシュ科ではなく、スズキ科の魚類。本来は大西洋に面した北米東部の海から淡水域に至る広範囲に分布しているが、食用あるいはゲームフィッシングの対象魚として全米各地に移殖されている。ラージマウスバスよりはるかに大型に成長し、世界記録は67Lb8oz。アメリカではゲームフィッシュとして非常にポピュラーだが、バスのトーナメントでは検量の対象外となってしまうため、トーナメントアングラーには外道として嫌われることも多い。
ストラクチャー
(structure):
直訳すると「構造」という意味。日本ではカバー(障害物)の総称として用いられることが多いが、元来は人工の構造物(橋脚や桟橋、消波ブロックや防波堤など)を意味するマンメイド・ストラクチャー(man-made structure)の略語として用いられていた。現在では岩石や倒木のように自然によってできたカバーをナチュラル・ストラクチャー(natural structure)と表現することもある。広義での「地形」を意味することも多い。
ストリッピングガイド(stripping guide); ロッドに取り付けられているガイドの中で、もっともリールに近い位置にあるガイドのこと。
ストリンガー
(fish stringer):
スナップを大型にしたような形状をで、バスのエラから口を通してキープする器具。かつては盛んに使用されていたが、魚にダメージを与えることから現在はあまり使用されなくなっている。また、トーナメントでは規則によって使用を禁止していることが多い。ただし、釣果を表現する言葉としては現在も多用されており、グッドストリンガー(good stringer)といえば「大漁」という意味。
ストレートタイプフック(straight type of hook): シャンク部がまっすぐなタイプのフック。詳しくは「フック」の項を参考に。
スナッグレス
(snagless):
カバーやウイードなどに引っかかりづらいように工夫されたタイプのルアーやフックのこと。ウイードガード(weed guard)やウイードレス(weedless)と同様の意味で使われるほか、スピナーベイトやフックポイントをソフトベイトの内部に埋め込んだテキサスリグなど、カバーやウイードに引っかかりづらいルアーやリグの総称としても使用される言葉。
スナップ(snap): ワイヤーを加工した金属製パーツ。片方がラインを結ぶ箇所、反対側はワンタッチでワイヤーが開くようになっており、こちらをルアーのラインアイに装着する。いちいちラインを結び直さずにルアーの着脱ができるほか、クランクベイトやミノープラグ、ペンシルベイトなどの動きを阻害しないため、アクションを最大限に引き出すことができる。スナップとスイベルが一体になったものをスナップスイベルと呼ぶ。
スナップリング
(snap ring):
スプリットリングの別称。
スパイダージグ
(spider jig):
文字どおり蜘蛛のような形をしたジグのことを指すが、場所によって微妙に意味合いが異なる。アメリカ西部地区では、おもにゲーリーヤマモトのフラスカートなど、ソフトベイト素材のスカートとグラブをジグヘッドにセットしたものを指す。他の地区では、ラバースカートの上部がフレアーするように短くカットし、エリマキ状にしたものを指すことが多い。
スパイラルガイド
(spiral line guide):
通常、ベイトタックルのトップガイドはリールの延長上となるブランク上部に取り付けられるが、これを下部にするためブランク上に螺旋状に取りつけられたガイドのこと。
スパイラルフォール
(spiral fall):
ルアーを水中でフリーフォールさせた際、螺旋を描きながら落ちていくさま。
スピナー(spinner): 直線状のワイヤーにブレードやビーズ、ウエイトを装着したルアー。ブレードが水の抵抗によって回転するため、この呼び名がある。バスフィッシングに用いるアングラーもいるが総じて小型のものが多く、トラウト用として使用されることが多い。
スピナーベイト
(spinnerbait):
「く」の字状のワイヤーの一方にブレードが装着され、もう一方にはウエイトとフックが装着されたルアー。水の抵抗を受けてブレードが回転し、この回転によってルアー全体が振動する。ウエイト部にはスカートが装着されていることが多い。
スピニングタックル
(spinning tackle):
スピニングロッドにスピニングリールをセットした状態。
スピンキャストリール(spin cast reel 、closed face reel): クローズドフェイスリールとも呼ばれ、スプールが金属やプラスチックのカバーで覆われたリール。キャストが容易なため初心者には便利だが、構造上イトヨレがおきやすく、ベイトキャスティングリールと比較すると巻き上げる力が弱い。ベイトキャスティングロッドにセットして使用する。
スプーキー
(spooky):
スプーク(spook)とはおびえさせる、あるいは怖がらせるという意味。バスフィッシングの場合はルアーやボートの影などで魚が警戒心を抱いてしまい、釣りづらくなってしまう状態を指す。
スプール(spool): 糸巻きのこと。リールにおいてラインが巻かれている箇所を指す。また、市販されているラインが巻き付けられている糸巻きのこともこう呼ぶ。
スプーン(spoon): 平たい金属をスプーンの先端部のように加工した、もっとも古典的なルアー。バスフィッシングに用いるアングラーもいるが、トラウト用として使用されることが多い。
スプリットショット
(split shot):
カミツブシ、あるいはカミツブシオモリとも呼ばれるシンカーのこと。ラインを挟むため半分に割れた形状をもつ球形のオモリで、これを用いたリグのことをスプリットショットリグと呼ぶ。splitとは直訳すると「離れた、分けた」という意味で、フックから離れた箇所にスプリットショットを装着することが多い。ライトリグの代表的なもののひとつで、ダウンショットリグがポピュラーになる前はこのリグが多用されていた。鉛やタングステン製のものが多く、ラインを傷つけないように割れ目にラバーが貼ってある製品もある。
スプリットショットリグ(split shot rig): スプリットショットを用いたリグのこと。詳細は「リグ」の項を参考に。
スプリットリング
(split ring):
ワイヤーを環状に加工したもので、ハードベイトのフックアイにフックを装着するために用いられる。また、ルアーのアクションを損なわないようにクランクベイトやミノープラグ、ペンシルベイトなどのラインアイに装着してここにラインを結ぶことも多い。スナップリングと呼ばれることもある。脱着は指でも可能だが、スプリットリング専用のプライヤーも市販されている。
スポーニング
(spawning):
スポーン(spawn)とは魚卵のことで、産卵あるいは繁殖行動を指す。春、ラージマウスバスは水温が15℃前後、スモールマウスバスは水温が13℃前後になると産卵を始める。どちらもオスが水深1〜2m(フィールドによって差がある)の浅い場所にある砂、あるいは砂礫状のボトムに産卵床を作り、そこにメスを誘い入れて繁殖行動をとる。メスは繁殖行動の直後に産卵床を去ってしまうが、オスは産卵床にとどまって卵やふ化した稚魚を保護する。
スポッテッドバス
(spotted bass):
サンフィッシュ科の魚類で、学名はMicropterus punctulatus。外見はラージマウスバスによく似ている。その名のとおり体側の黒いスポット(斑紋)がはっきりしていることが特徴だが、個体差もあるため一見するとラージマウスと見分けがつかない個体も多い。オハイオ州南部およびウエストバージニア州からカンザス州南東部のミシシッピー・リバー流域を中心とした北米中南部から南東部に分布するが、現在では全米各地に移殖されている。ラージマウスバスより小型で、ラージマウスバスの世界記録が22Lb4ozであるのに対してスポッテッドバスの世界記録は9Lb9oz。略称としてスポッツ(spots)とも呼ばれ、このほかテネシーバス(tennessee bass)やケンタッキーバス(kentucky bass)とも呼ばれる。生態的にはラージマウスバスよりスモールマウスバスに近く、ディープエリアを好み、スモールマウスバスと交雑することも多い。ラージマウスバスよりも口部が硬いとされ、このためフッキングが難しいといわれる。また、同サイズであればラージマウスバスよりファイトが強いといわれている。
スポッツ(spots) スポッテッドバス(spotted bass)の略称。
スポット(spot): アングラーが釣りをするために選んだ 広域の場所を「エリア」と呼ぶのに対して、さらに絞り込んだ場所を指す言葉。一般的な釣りでは「ポイント」と呼ぶことが多いが、英語ではポイント(point)は岬を意味することから、混同を避けるためバスフィッシングではこの言葉を用いることが多い。
スモールマウスバス(smallmouth bass): サンフィッシュ科の魚類で、学名はMicropterus dolomieu、和名はコクチバス。その名のとおりラージマウスバスより口が小さく、体色も茶褐色。この体色から、アメリカの一部ではブラウニー(browny)とも呼ばれる。五大湖を中心とした北米中北部以東が本来の分布域だが、現在では全米各地に移殖されている。ラージマウスバスより冷水を好むとされ産卵期も早いが、移殖されたフィールドなどでは両種が混棲していることも多い。成長してもラージマウスバスより小型で、世界記録は10Lb14oz。
スライダーヘッド (slider head): スライダーワーム専用に開発されたジグヘッドの製品名。詳しくは「ジグヘッド」の項を参考に。
ズル引き
(bottom-crawling):
ルアーを湖底に落とし、ズルズルと引いてくるテクニックのこと。根ガガリしづらいテキサスリグやスプリットショットリグなどで多用されることが多い。ゆっくりと引くことで活性の低いバスをねらえるほか、シンカーが底に触れる感触でボトムのようすを探ることができる。
スレッド(thread): イト。釣りイトをラインと呼ぶのに対して、縫いイトのような木綿などの縒りイトを指すことが多い。ロッドブランクにガイドを固定するためのイトをガイドスレッドと呼ぶ。フライフィッシングではポピュラーな用語で、フライタイイングに用いるスレッドをタイイングスレッドと呼ぶ。同様に、バスフィッシングでもラバージグなどにスカートを巻きつけるためのイトをタイイングスレッドと呼ぶ。
スローローリング/スローロール(slow rolling、slow roll): ウエイトのあるスピナーベイトで、ボトム付近でゆっくりとトレースすること。冬期など、バスの活性が低いときに多用される。
スワニーバス
(suwannee bass):
北米大陸に生息するサンフィッシュ科の魚類で、学名はMicropterus notius。見た目はスモールマウスバスに似ているが、北米大陸南東部(ジョージア州南部およびフロリダ州北部)の限られた河川にのみ生息する。ラージマウスバスやスモールマウスバスより小型で、世界記録は3Lb14oz。サイズは小さいながらも流水域を好むだけあって引きは強く、ゲームフィッシングの対象魚として人気が高い。
セカンダリー
(secondary):
直訳すると「第2の」という意味。「もっとも重要な」という意味のプライマリー(primary)に対する言葉として使用され、「2級の」というニュアンスで用いられることが多い。バスフィッシングの場合、メインパターンが崩れた際のバックアップパターンをセカンダリーパターンと呼ぶほか、ワンドなどメインレイクから外れたエリアにある岬のことをセカンダリーポイントと呼ぶことも多い。
セルフウイードレス
(self-weedless):
ソフトベイトにワームフックを装着する際、特に他の器具を用いずフックポイントをボディーの中に埋めることでカバーなどに引っかかりにくくすること。
潜行深度
(diving range):
クランクベイトやミノープラグなど、リトリーブすると水中に潜行するタイプのハードベイトが、どれくらいの深さまで潜るのかを示す言葉。
ソフトプラスチック・スティックベイト
(soft plastic stickbait) :
スティック状、つまり棒のようなシェイプをしたソフトベイトの総称。ソフトプラスチック・ジャークベイトとも呼ばれ、ジャークベイトのように使用するソフトベイトの総称でもある。1980年代半ばにリリースされたランカーシティ社のスラッゴーが元祖とされ、現在ではさまざまなタイプの製品がリリースされている。ノーシンカーリグで使用するのが基本だが、ジグヘッドリグやサウスキャロライナリグ、ネコリグなどで使用されることも多い。
ソフトベイト
(soft bait、soft plastic bait):
軟らかいプラスチック素材で作られたルアーの総称で、ハードベイトに対する言葉として使われる。かつてはミミズ、つまりワーム(worm)を模した製品が多かったことから、同じ意味として「ワーム」と呼ぶことも多い。
ソリッドブランク
(solid blank):
中空状ではないロッドブランクのこと。これに対して中空状のロッドブランクのことをチューブラーブランク(tubular blank)と呼ぶ。また、チューブラーブランクに中空状ではないティップ(ソリッドティップ)を継ぎ足した製品もある。
ソルティ(salty): 塩が混入されているソフトベイトのこと。


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