『SL76』

SL76
 いよいよ、ワールドカップが開幕です。サッカーファンの方々は、待ちに待った1ヶ月がはじまります。世界屈指の技術とパワー、そしてプライドのぶつかり合いは、普段はあまり興味の無い人をも巻き込む魔力がありますね。夜更かしする人も増えることでしょう。

 スニーカーもワールドカップ関連で盛り上がっています。特に、NIKEは自らがサポートするチームのカラーをモチーフに様々なスニーカーを販売しています。(「AIR FORCE 1」や「AIR MAX ‘95」、「AIR FOOT SCAPE WOVEN」などが有名ですね)ワールドカップとともにスニーカー業界も面白い展開が起きればいいなと思います。




 さて、ワールドカップと同様に世界を魅了するスポーツの祭典といえば、オリンピックがあります。今回は、このオリンピックに強い関わりがあり、ドイツ・ワールドカップのオフィシャルパートナーであるアディダスの名品『SL76』を紹介します。

 『SL76』は、1976年に開催されたモントリオール・オリンピックに向けて作られた当時のアディダスの最高機種のランニングシューズです。SLはSUPER LIGHT(スーパーライト)の略でその名の通り、優れた軽量性を持つモデルでした。しかし何といっても『SL76』の特徴は類まれなカラーリングです。鮮やかなグリーンとイエローで構成されたデザインは奇抜ながらも洗練された印象を与えてくれます。


SL76

 発売された当初は、軽量性や耐久性など機能性に対しては、高い評価を得ていました。しかし、デザイン性に関してはあまり評価されていませんでした。 ヒノデヤの店長によると、「日本で発売された時も購入するのは競技者などのアスリートが中心で、ジョギングを目的とした人がほとんどでした。ファッション目的で購入する人は皆無でした。」

 しかし、90年代になると状況に変化が訪れました。
「90年代に入ると、『SL76』を求めて来店する人が急激に増えました。ヴィンテージ・ジーンズを愛用している人たちがファッション目的で購入するケースが増えていきました。そして、この現象はNIKEなどの他のオールド・スニーカーにも起こり、ヴィンテージ・スニーカーブームに発展していったんですよ。」

 『SL76』は、競技目的で作られたオールド・スニーカーがファッションとして再評価されるきっかけとなった名品といえます。




SL76
SL76の特徴の一つであるDリング。穴ではなく、Dリングを使用することによって、シューレースを簡単に緩めたり、締めたりすることを可能にした。
ヒノデヤ
ヒノデヤ

住所:東京都千代田区三崎町2-13-1
TEL:03-3261-1897


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