|
発売された当初は、軽量性や耐久性など機能性に対しては、高い評価を得ていました。しかし、デザイン性に関してはあまり評価されていませんでした。
ヒノデヤの店長によると、「日本で発売された時も購入するのは競技者などのアスリートが中心で、ジョギングを目的とした人がほとんどでした。ファッション目的で購入する人は皆無でした。」
しかし、90年代になると状況に変化が訪れました。
「90年代に入ると、『SL76』を求めて来店する人が急激に増えました。ヴィンテージ・ジーンズを愛用している人たちがファッション目的で購入するケースが増えていきました。そして、この現象はNIKEなどの他のオールド・スニーカーにも起こり、ヴィンテージ・スニーカーブームに発展していったんですよ。」
『SL76』は、競技目的で作られたオールド・スニーカーがファッションとして再評価されるきっかけとなった名品といえます。
|

SL76の特徴の一つであるDリング。穴ではなく、Dリングを使用することによって、シューレースを簡単に緩めたり、締めたりすることを可能にした。 |