『ワッフル・トレーナー』


『ワッフル・トレーナー』は1975年に作られたトレーニング用のシューズである。1974年には、原型ともいえる『ワッフル・トレーニング』が発売されていた。
『ワッフル・トレーニング』は、『オーボリ』(別名『ボストン’73』)にワッフル・ソールを加えたモデルだ。

ワッフル・トレーナー
 
ワッフル・ソールはNIKEの創業者であるビル・バウワーマンが発明した画期的なソールである。バウワーマンはこのソールをアメリカの食卓ではお馴染みのワッフルを作る調理器具から発明した。

ワッフル・ソールは、一辺が約5mm程度の正方形の突起物が並んだソールのことで、滑りやすい路面に対応するために発明された。しかし、この正方形の突起物は滑り止めに効果があるだけでなくクッション性もあり、固いアスファルトなどを走る際に生じる衝撃を和らげる機能もあった。



NIKEは、ワッフル・ソールを搭載した『オーボリ』を『ワッフル・トレーニング』として販売した。そして、一年後の1975年に『ワッフル・トレーニング』に改良を加えて、『ワッフル・トレーナー』が発売された。

『ワッフル・トレーニング』との違いは、まずつま先にスエードの補強が付いた点だ。『ワッフル・トレーニング』の原型である『オーボリ』は競技用のシューズのため、耐久性を向上させるつま先の補強は施されなかった。『ワッフル・トレーナー』はその名の通り、トレーニング用に作られているので、つま先の補強がなされた。

そして、ミッドソールがフレアソールに変わった。フレアソールとは、地面との接地面を広げるためにアウトソールに向かって末広がりの形をしたソールのことをいう。『ワッフル・トレーナー』は、フレアソールを採用することによって、走行時の安定性を向上させた。  
 
 


『ワッフル・トレーナー』は滑り止めとクッション性のあるワッフル・ソールと耐久性の向上を担うスエードの補強、走行時の安定化をもたらすフレアソールによって、トレーニングに適したスニーカーへと進化した。

当時、アメリカは空前のジョギングブームの真っ只中だった。ジョギングブームも追い風となり、『ワッフル・トレーナー』は驚異的な売上を記録し、NIKEブランドを世間に知らしめた。


なお、こちらで紹介した『ワッフル・トレーナー』は「ヒノデヤ」で販売しているので気になる方は直接、お店までご連絡下さい。


ワッフル・トレーナー
1976年には、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の大学カラーを意識した青×黄が発売された。
ヒノデヤ
ヒノデヤ

住所:東京都千代田区三崎町2-13-1
TEL:03-3261-1897


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