
分かりづらいかも知れませんが、上の画像は、爪が1本爪のタイプのものです。『XX』には使われていない規格のボタンになります。下の画像は、爪が2本あるタイプで『XX』に使われていたボタンと同じ規格になっています。 |
星の数ほどあると言われているジーンズ。そのジーンズを自分の視点から選び、自身の取って置きの1本にして頂けたらと思い今回も前回同様に私なりのジーンズを選ぶ時のこだわりをご紹介させて頂きます。
今回はディテールに的を絞ってみたいと思います。
前回のコラムでもお話をさせて頂きましたが、9年前のレプリカジーンズの大ブレイクによって国内のヴィンテージディテールに対する技術は総体的に上がりました。
今となっては、ほとんどのメーカーが同じ様なディテールを再現出来るようになってきました。
ブーム以前は「どこのメーカーが一番『XX』に近いのか?」なんて特集が各雑誌で取り上げられたものです。
しかし、ディテール競争も頭打ちを迎えた時に各メーカーに一つの方向性が定まってきたのです。ブランドとしての独自のオリジナル性を高めるというテーマが新たに浮上してきたのです。
各メーカーはこれまでのコピーとしてのジーンズ作りより、自社のオリジナルジーンズをアピールするようになってきたのです。
前回もお話させて頂きましたが、実際にオリジナルの『XX』を隅々まで知っている方はほとんどいないので、各メーカーのオリジナル色を強めたジーンズ作りには私も大賛成です。
しかし、このオリジナル色を強めた結果、新たな問題が浮上してきました。
それはコストダウンによるディテールの削除です。
オリジナルの『XX』が削ぎ落としてしまったディテールを再び削ぎ落としてしまったのです。
背景には「うちのオリジナルは『XX』じゃないんだから・・・」、「こだわって作っても誰も見ないでしょ!」などといった理由が大半でした。
確かに『XX』のレプリカでは無いのですからそこまで再現しなくても・・・・というのは解りますが、元々目指していたところは『XX』だった筈です。モノ作りよりもネームバリューでモノが動く時代だからこそジーンズを愛する方々にはディテールにこだわり続けてもらいたいと思う次第です。
画像は、私なりにこだわっているディテールです。ご参考にして頂けたら幸いです。
|
|