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Real Designer File01 佐藤可士和

[Profile]
1965年東京生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後、株式会社博報堂に入社。2000年5月に独立し、「サムライ」を設立。アートディレクターとして注目を集める数々の仕事を発表し、東京ADCグランプリ、毎日デザイン賞、朝日広告賞、亀倉雄策賞など受賞経験も豊富。近年は、携帯電話や大学のブランディングなど、枠にとらわれないデザインワークで脚光を浴び続ける。
ウェブサイト

注目を集める「アートディレクション」の仕事

ホンダ「ステップワゴン」、キリンビバレッジ「チビレモン」の広告や、NTTドコモ「FOMA N702iD/N703iD」、「ユニクロソーホーNY店」や「国立新美術館」のロゴなど、幅広く活躍する佐藤可士和氏。その仕事の範囲はグラフィックデザインの枠を超え多岐に渡る。「目に映る環境のいたるところ、何でもデザインできる」と語る佐藤氏のアートディレクターとしての仕事の可能性はますます広がりを見せ、今後もその動向が注目される。

「少年時代もいまも熱中できるものをずっと探している」

―― さまざまなメディアにその名前が登場し、時代の寵児というような代名詞で語られる佐藤さんですが、それゆえこの企画で何を話してもらおうか、実はまだ決め切れていないんです。そこで、ふたつのテーマをもってきました。そのどちらにするかを決めてもらおうと……。
佐藤:   ……(笑)。
――   ひとつは、いかにして今日の佐藤可士和が出来上がったのか、その原点を探る“可士和少年史”。もうひとつは、過去のお仕事の中から佐藤さん自身が選ぶ“メモリアルワーク・ベスト3”。さて?
佐藤:   なるほど(笑)。仕事の話はいろんなところでさせてもらっているので、今日は“少年史”のほうで。
――   個人的に興味のあるほうを選んでいただき恐縮です。それではさっそく始めます。生まれは、東京でしたよね。
佐藤:   ええ、練馬区です。石神井公園のすぐそばに住んでいて、家の前にキャベツ畑がありましたね。窓を開けて見える景色は、いまでも覚えてます。
――   練馬といえば、東京23区のもっとも北西に位置していますよね。
佐藤:   23区の中の田舎ですよね。物心がつくようになると、都会の真ん中の情報に対する欲求をもつようになるけど、電車に乗ればすぐに行ける近さがあったから、都会に憧れを抱くことはなかった。あの頃の東京はいまよりずっと広い感じでしたよ。練馬なんてほのぼのしていて、誰もカツカツしてなかった。後から考えれば、練馬ならではの距離感がほどよいバランス感覚を養ったのかもしれない。これが六本木で生まれて、遊び場が渋谷や青山だったら、かなり特殊な子ども時代が形成されてたでしょうね。
――   遊びに長けた可士和少年、ってのもそれはそれで……。
佐藤:   あの時代的に、もうまったく普通の感覚と環境で過ごした少年ですよ。
――   どんな子どもでした?
佐藤:   体は小さかったけどすごくパワフルで、あちこち飛び回ってました。あと、おしゃべり好き。
――   それ、意外です。世間に露出されてる佐藤さんのポートレートからは、そのイメージは希薄ですよ。無口で、どちらかといえば怖そうな感じです。
佐藤:   怖そう、ですか? 怖くないのになあ(笑)。イメージはどうあれ、コミュニケーション好きじゃないとこの仕事はできませんからね。


「佐藤可士和の超整理術」「SAMURAI 佐藤可士和のつくり方」についての紹介

佐藤可士和の作品集

NTT DoCoMo/FOMA N703iD
キリン/「極生」
DoCoMo/N703iD キリン/「極生」ポスター
2006年発売されたN702iDの“深化版”として、後継機のN703iDも引き続きディレクションを担当。より薄く、シンプルになり、新色として、N702iDで人気だった赤と黒もカラーバリエーションに新たに加わった。 コストカットした発泡酒の潔さをストレートに表現した「極生」。月790万ケース出荷を記録した大ヒット商品となった。

ふじようちえん
国立新美術館 ロゴマーク
ふじようちえん 国立新美術館 ロゴマーク
アートディレクションを佐藤氏、建築を手塚貴晴氏・手塚由比氏が手掛けた東京都立川市にある「ふじようちえん」。園服、ロゴなど環境全般に携わり、幼児教育の新しい可能性を提示した。 2007年の1月にオープンした国立新美術館は、コレクションを常備しない独自のスタイルをもつミュージアム。その斬新さに注目し、「新」の1字をモチーフにロゴをデザインしたという。

佐藤可士和の関連書籍

  「デザインオフィス」   「リアル・デザイン 2007年6月号」  
『リアル・デザイン』の人気連載「デザイン・ワークスペース」をベースに、さらに多様化するワークスタイルを、時には外側から、時には内側から余すことなく紹介。空間作りから仕事道具選びまでより快適に働くためのヒントが詰まった一冊。 CDがそうであるように、本の世界にも「ジャケ買い」があるはず。そんな「見た目で選ぶデザイン本」を大特集していきます。アーティストや映画監督たちの「思わず買ってしまった」という「ジャケ買い本」も一挙公開!
発売日:2007年6月28日
サイズ:A4変型判
     144ページ
価格:980円(税込)
>>もっと読む 発売日:2007年4月16日
サイズ:A4変型判
     192ページ
価格:880円(税込)
>>もっと読む
「デザインオフィス」を購入する 「リアル・デザイン 2007年6月号」を購入する
もっと読む 「Real Design 11月号」を購入する もっと読む 「Real Design 11月号」を購入する

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