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第4回 『ミュージアムへ行こう』
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こんにちは。少し前になりますが、映画「かもめ食堂」を見に行きました。フィンランドの街角にオープンした、日本人女性サチエが経営する食堂を舞台にした、サチエと彼女をとりまく人たちの物語です。映画の中には、フィンランドのテーブルウェアのブランド、イッタラの食器がたくさん使われていました。水は「カルティオ」のハイボール、コーヒーは「ティーマ」のカップ、砂糖入れは「オリゴ」のスナックボウル、などなど。
スクリーンには、おいしそうな料理と美しい港町の景色が映し出され、まさに幸福感という言葉がピッタリ。映画を見終わった瞬間、「フィンランドに行きたい!」という気持ちがむくむくと出て来てしまいました。どこへ行き、何をして、誰に会って、何を食べて……、と想像はふくらみます。
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さて、北欧へ行くと必ず立ち寄るのが美術館。とくに気に入っているのは、フィンランドのヘルシンキにあるデザイン・ミュージアムです。地下1階はフィンランド・デザインの常設展示フロアになっており、家具、食器、工業製品などが年代順に展示されています。アアルトの椅子、アンティ・ヌルメスニエミのコーヒーポット、ノキアの携帯電話など、古さを感じさせず飽きのこないデザインがギュッとつまっているのです。
1階と2階は特別展示フロアで企画展が行われています。私がこれまで訪れたときには、フィンランドの家具や、イタリアのデザイン、また、フィンランド人女性デザイナーたちの作品展などがありました。今夏はイッタラのガラス125年展が開催されるそうで、ぜひ見に行きたいと思っています。
館内にはショップとカフェがあります。ショップにはフィンランド・デザインのグッズが揃っているので、必ず立ち寄ります。若手デザイナーの作品も多く、ユニークな小物に出会うのも楽しみです。そして、居心地のいいカフェでブルーベリーパイやシナモンロールを頂くのがいつものパターン。旅の疲れも忘れ、やすらぎの時間を楽しんでいます。
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そんな北欧でのお気に入りの時間を思い出そうと、東京で開催中の「北欧のスタイリッシュ・デザイン―フィンランドのアラビア窯」展に行ってきました。アラビア窯の設立当初から現代までの作品140点が展示されています。
アラビア窯とは、フィンランドの首都ヘルシンキ郊外、アラビア地区で1874年に操業を開始した製陶所です。多くの芸術家たちを登用し、高い水準のデザインで世界的に有名なメーカーとなりました。2002年夏から、ガラス器のイッタラと共通の「イッタラ」ブランドに統一されましたが、今でも「パラティッシ」シリーズなど、一部の商品には「アラビア」ロゴマークがついています。
展覧会では、ビルガー・カイピアイネンの「鳥とフルーツの皿」(1965年)が展示されていました。彼が好んだと言われる、スミレの花やフルーツ、鳥が描かれている大皿です。そのデザインは、のちに製品化された「パラティッシ」シリーズに受け継がれています。ご興味のある方は、ぜひいらしてくださいね。東京都庭園美術館(港区白金台)で6月18日まで開催中です。
では、また次回をお楽しみに。Hei Hei!
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