ご利用ガイドお問い合わせサイトマップ  
sideriver.com こだわる大人のための趣味と生活のポータルサイト


欲しいデザイン

第2回_1

第2回 『民藝の器』  編集T

ボクが好きなデザイン…、それはシンプルでモダン、でもどこかなごめるもの。
リビングの照明はルイス・ポールセンのPHランプ、ソファは天童木工から出ているブルーノ・マットソン。すっきりとしているのに、気取りすぎないデザインだからだろう、プライベートタイム、それもリラックスタイムには、こういうデザインのものに囲まれていたい。
そんなボクが欲しかった器。それは、意外かもしれないが「民藝の器」。写真は、沖縄・読谷北窯の大皿(上2点:表と裏)と、鳥取・中井窯の皿(下2点:表と裏)だ。流行りのモダンな白い器からすれば、少々、野暮ったく見えるかもしれないが、これらはちゃんと手づくりされた一点モノ、大量生産品には決して感じることのできない、手触り感のある使い心地にいまやゾッコンなのだ。


そもそも、「民藝」という「民(たみ)の芸術」を見出したのは、日本のモダンデザインの礎をつくった柳宗理大先生の父である柳宗悦氏。それまで日本各地で日常使いの器として細々とつくられていた器や漆器など、日の目を見ず、消え行こうとしていた工藝品の「美」を発掘するため各地へ出向き、いわゆる民藝運動を行った。
民藝運動とは、民の間で脈々と受け継がれてきた工藝品の素晴らしさをつくり手側に再認識させるとともに、これらの民藝品を広く世に紹介、同時にモダニズムを知る人ならではのアドバイスを加えて「リデザイン」を行った活動である。いまの食卓でも違和感なく使えるのは、モダニズムの息吹が吹き込まれているからだろう。
ちなみに、若き柳宗理も、島根・出西窯や鳥取・中井窯などに赴き、そうした背景から、柳宗理の食器シリーズの出西窯や中井窯の器ができ上がっている。
第2回_2
第2回_3

ところで、中井窯の皿には、毎朝目玉焼きを三つ盛る。これほど目玉焼きの似合う器はないな、と毎朝思う。
読谷の大皿には、炒め物をよく載せる。豪放な料理、豪快な盛り付けがとてもよく似合うのだ。
そして、日本人ならば和食を食べて「日本人に生まれた幸せ」を感じるように、民藝の器には「日本の美」を日常使いできる贅沢さを感じる。そう、DNAが反応するデザインなのだ、といえば大袈裟か。


民藝の器を買い求めるなら、鎌倉は銭洗弁天近く「もやい工藝」がいい。
現代の柳父子ともいえる心意気ある店主によって、「用の美」を備えた器が揃えられている。鎌倉までわざわざ出向き、ご主人に、何県のどこの窯で、どんな特長があって…、器の背景を教えてもらいながら器を選ぶ…、そんな時間を過ごすのは、暮らしをデザインする楽しいおまけ。
最近では、大分・小鹿田(おんた)焼きや、愛媛・砥部(とべ)焼きなども仲間入りし、わが家の民藝コレクションは、まだまだ増えそうだ。



インテリア・雑貨最新刊の紹介
雑誌:リアル・デザイン 雑誌:インテリア・雑貨 雑誌:インテリア・雑貨 雑誌:インテリア・雑貨
リアル・デザイン
12月号
880円(税込)
Discover Japan
980円(税込)
デザインオフィス No.2
880円(税込)
おしゃべりな
デザイン
1,680円(税込)
雑誌[北欧スタイル] 雑誌[デザイン好きのための北欧トラベル案内] 雑誌[住まいの設備] 雑誌[デザイン好きのための北欧トラベル案内]
北欧スタイル
No.15
1,260円(税込)
デザイン好きのための
北欧トラベル案内
1,575円(税込)
デザインで選ぶ
住まいの設備 2008
1,575円(税込)
デザインガイドブック
建築家の仕事(書籍)
1,575円(税込)
ページトップへ