男の道楽倶楽部

Vol.12・海水魚の飼育-「アニメ映画で大人が夢中、費用は3万円から青天井」

Vol.12・海水魚の飼育-「アニメ映画で大人が夢中、費用は3万円から青天井」 いま、中高年男性の間で海水魚を自宅で飼育する人が増えている。きっかけはディズニーのアニメ映画「ファインディング・ニモ」。子供にせがまれて飼い出したところ、子供そっちのけで熱中してしまうお父さんも少なくないという。
海水魚の大きな魅力は色合いの派手さ。飼育の難しいサンゴにもこだわって、色鮮やかな水槽づくりを目指す人が多い。自ら手間暇かけてつくりあげた環境で、お気に入りの魚たちが泳ぐ姿をながめていると、時間がたつのを忘れてしまうはずだ。

ひと昔前はベテラン向きの趣味と言われていた海水魚だが、技術の進歩で個人でも飼える環境が整った。ただし、本来はきれいな海でしか生きられない生き物を自宅で飼うのだから、それなりの知識とテクニックは必要だ。
水質に敏感な魚は、2〜3度の水温変化でも大ダメージを受ける。最低限の装備を備えた小型水槽なら3万円ほどで設置できるが、外界からの影響が大きいので水槽内の環境が安定しにくい。海が広いのと同じように、水槽内の環境を一定に保つためには水槽も大きいほうがいいのだ。
大きな水槽には、多くの魚種を飼えるメリットもある。ヒーターやろ過装置などフル装備の90×45×45cm・200リットル水槽なら水質はかなり安定する。価格は30万円以上と高価だが、サンゴにこだわる人の中には100万円以上を水槽にかける人もいる。

“水空間”に時間が経つのも忘れ

1台の水槽でも維持費はばかにならないが、ひとつの水槽では済まなくなる人もいるので、海水魚の飼育にかかる費用は実は青天井なのだ。
こうしてつくりあげた水槽は海のシステムそのもの。海の生物がいかに繊細かを知ることにもできるので、環境問題への理解も深まる。
当サイトの雑誌・書籍販売コーナーでは、海水魚飼育の専門誌「コーラルフィッシュ」のバックナンバーや、これから海水魚を飼おうという人向けのムック「海水魚が飼いたい!!」が購入できる。編集部によるブログ「コーラルフィッシュ 水槽日記on the Web」は海水魚飼育未経験者からの評判も上々。水槽相手に四苦八苦する姿をのぞいてほしい。

Vol.12・海水魚の飼育-「アニメ映画で大人が夢中、費用は3万円から青天井」

(エイ出版社「コーラルフィッシュ」編集長・村上琢太)

『夕刊フジ』2006年12月27日付け掲載


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