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Vol.10・釣り-「誰にでも大物ゲットの醍醐味が」
体長1mを超え、重さが100キロもあるようなビッグフィッシュを狙う釣り人が増えている。釣具の進化によって、多くの人が大物を釣り上げる醍醐味を味わえるようになったからだ。
なかでも、洋上のルアーフィッシングは広大なフィールドで繰り広げられる豪快なスポーツだ。魚に攻撃するような感覚で、積極的なアプローチを試みる。餌に食いつくのを待つ「のんびりイメージ」とはまったく違う。
ルアーで釣れる魚のサイズはメバルに始まり、カツオやロウニンアジなど年を追うごとに大きくなってきた。ヘミングウェーの「老人と海」で描かれている漁師とカジキの壮絶な戦いはあまりに有名だが、現代のルアーフィッシングはそのカジキでさえもターゲット。独特の尖った頭が水面に顔を出す瞬間は圧巻だ。
道具の進化と低価格で身近に
数年前まで、大物相手のビッグゲームを楽しむには大金が必要だった。カジキの場合、最低でも100万円ほどかけて道具を揃え、なおかつ自前で船を用意するか、何十万円もかけて専用の船をチャーターする必要があった。しかし、今ならリールや竿などはそれぞれ10万円ほどで立派なものが手に入る。また、ルアーフィッシングを楽しむ人が増えたおかげで国内外への遠征もぐっと身近なものになってきた。
釣具の進化の中でも、とくにPEラインと呼ばれる釣り糸の登場は革新的だった。超高分子の編み糸なので、従来のものより数倍細くて頑丈だ。魚を誘うためのルアーもよりリアルなの動きを再現できるし、潮の抵抗を受けにくいのでルアーはより深く沈む。竿やリールなども小さくなり、軽くて扱いやすいものがずいぶんと増えた。最近は女性や子供も、釣り応え十分のブリやマダイなどへのチャレンジを楽しんでいる。
海釣りを楽しむ人たち向けの雑誌「
ソルトワールド
」はオリジナルのテクニック「マダイのラバージギング」など海のルアーファンに新しい楽しみ方を提案するオピニオン雑誌。14日発売の最新号ではシイラゲームをはじめ、オフショアの豪快なルアーフィッシングを特集している。また今月28日には好評の海のラバージギングを一冊にまとめた別冊ムックも発売されるので、注目いただきたい。
(エイ出版社「ソルトワールド」編集長・高橋大河)
『夕刊フジ』2007年1月17日付け掲載
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