男の道楽倶楽部

Vol.4・アメカジ-「和洋折衷ファッション」

大人の趣味コラム「男の道楽倶楽部・Vol.4・アメカジ-「和洋折衷ファッション」 最近、洋服に和風テイストを加えたファッションが世界で流行の兆しを見せている。2007年春夏のパリコレでは「クリスチャン・ディオール」が日本の伝統文化を取り入れた見事なショーを展開した。カジュアルファッションの世界も同じで、ロサンゼルスで誕生し、いまや世界的ブランドに発展した「KU U・S・A」は、仏教や「和」のイメージを取り入れたジーンズ、スウェット、Tシャツなどを製作。ブランドロゴにも漢字の「空」をモチーフに使い、米国などで人気を博している。

実は、日本風の製法を取り入れたブランドは昔からあった。日本がまだシルク大国だったころ、ヨーロッパの有名ブランドメーカーがスカーフの生産を日本のメーカーに依頼したことがある。それは、手ぬぐいや半纏(はんてん)に模様をつけるときなどに使われていた「抜染(ばっせん)」の技術を高く評価したからだ。抜染とは読んで字のごとく、染色の際に色を白く抜く染め方のことである。
ヨーロッパだけではなく、日系の文化が古くから根付くハワイも同じ。抜染のアロハシャツは1930年代からある。抜染は、繊細な柄をクッキリと表現するのに最適な技法なのだ。

中高年にオススメ!和製アロハ

日本人にはアロハシャツは似合わない、着ると浮いてしまう…などと敬遠する人は多い。しかし、和風テイストのアロハシャツなら意外にすんなり着られる。なかでもヴィンテージデザインのアロハは雰囲気も抜群。しかも、シックに着られるものが多い。中高年にもオススメのカジュアルシャツだ。

カジュアルアイテムにも火がつき

服だけでなく、和風を取り入れたカジュアルアイテムもバイク乗りたちから火がついて、ブームとなっている。たとえば、私たちの雑誌『ライトニング』で紹介した「花山(カザン)」は、昔ながらの着物デザインを革小物に転用。西陣織の伝統を受け継いだ高級素材の金襴(きんらん)織物を使っている。価格は手ごろで、財布なら1万円から2万円前後。この製品は、当サイトのアメカジカテゴリーで購入できる。日常で和装する機会が少ないからこそ、日本伝統のデザインのモノを持ち歩いてほしい。

(エイ出版社「Lightning」編集長・松島睦)

『夕刊フジ』2007年6月19日付け掲載


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