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こだわりのビジネスツール・Vol.3・「場所を選ばない、キャップレス万年筆」
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オフィスの文房具の座がパソコンに取って代わられて久しいが、そんな時代だからこそか、滑らかな書き心地の万年筆がビジネスマンの人気を集めている。今回は、ボールペンのような携帯性を兼ね備えたキャップいらずの万年筆を紹介しよう。
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万年筆は優雅な筆記具だが、その構造上、キャップ式のものが大半。キャップを外す動作により、書き出しのタイミングがワンテンポ遅れてしまう難点がある。また、インクが漏れないとも限らない。そのため、ポケットに入れておいても汚れず、すぐに書き出せるノック式のボールペンのほうがビジネスマンには重宝がられている。しかし、筆圧いらずでサラサラ書ける万年筆は、メモを取るのに打ってつけの筆記具だ。テンポよく万年筆でメモも取れるなら、万年筆1本ですべてを済ませたいものだ。そこで紹介したいのが日本の筆記具メーカー、パイロットの「キャップレス」シリーズ(写真左)だ。
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ペン先に絶えずインクを充たしている万年筆には本来、キャップが欠かせない。キャップをしないで放置すると、インクが乾いて書けなくなってしまうからだ。ところが、この「キャップレス」は、シャッターを組み込むことで内部の密封に成功し、万年筆=キャップ式という常識を打ち破った。ノックボタンを押せばシャッターが開くと同時にペン先が飛び出すので、操作は片手で十分。書き出すまでの一連の動作はもちろん、その独特のメカニズムに魅せられて購入する人も多い。
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古いキャップレス用のペン先をコレクションする人も
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通常の万年筆よりペン先がひと回り小さいのも特徴。小さくて書きやすいペン先というのは趣味性の高い部分で、古いキャップレス用のペン先を競うようにコレクションする人もいる。
キャップレス万年筆の歴史は意外に古く、初めて製品化されたのは1963年のこと。現行モデルの「キャップレスフェルモ」(2万1000円)(写真右)に取り入れられている回転繰出式のメカニズムは初代モデルから受け継がれたもので、ペン先を出すときに回転させる独特の感触とスタイリッシュさが人気だ。
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実用性と趣味性を兼ね備えた同シリーズの現行モデルは1万500円から手に入る。求めやすい価格で海外からの評価も高く、万年筆好きなら1本は持っておきたいシリーズだ。扱っている店舗も多く、主要文具店に行けば実物を手に取ることができる。
お気に入りの1本を見つけたら、大切に使ってほしい。当サイトの文具カテゴリーでは、愛用のペンのために選びたいペンケースをラインナップしている。新しいペンと迎える新生活、気持ちも新たになるそんな逸品はいかがだろう。
(エイ出版社「趣味の文具箱」編集長・清水茂樹)※一部加筆
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