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自転車用語集

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た行
タイコ ワイヤーの先端に付けられた丸い金属部分を指す。薄い円筒状の形が楽器の「太鼓」に似ているためこの名が付いた。ブレーキレバーなどのホルダー部にマウントされることによって、ワイヤーを引っ張るきっかけになる。
対向ピストン ローターを左右から挟み込むようにピストンが配されているディスクブレーキのこと。カチッとしたタッチを出しやすい傾向にあり、MTB用油圧ディスクブレーキとしては主流となっている。ただし、メンテナンス不足でピストンの動きがスムーズでない場合は左右ピストンの出かたがバラつき、タッチや制動力の低下が起こる場合がある。また、ローターが曲がるとキャリパーに挟まれて抵抗になったりロックしてしまう場合もあるので注意が必要。
タイヤパッチ タイヤがパンクしたとき、チューブに開いた穴を防ぐために貼るゴム製のシール。初めから糊が付いているものと、専用のゴム糊をチューブに塗ってから貼るタイプがある。
ダイヤフラム 圧力や容積変化を吸収するゴムや樹脂でできた膜のこと。油圧ディスクブレーキのレバー側リザーバータンクの、フタの内側に使われている。
タイヤレバー WOタイヤをリムから外すときに使用する工具。通常2、3本を使って作業する。WOタイヤを使っているライダーは、常に携帯すべき工具のひとつといえる。
タイラップ アウターワイヤーや油圧ブレーキホースの固定、ゼッケンの固定などの用途に使われる樹脂のバンド。輪を作って一度引っ張ると、それ以上は輪が広がらないという、いわゆるセルフロッキング機構が付けられている。実は「タイラップ」とはカナダのトーマス&ベッツ社の登録商標。「ジップタイ」「結束バンド」ともいう。
ダウンチューブ フレームのヘッドとBBを結ぶチューブのこと。フレームチューブの中で最も力を受ける部分となる。
タケノコバネ クイックリリースに付属しているバネの俗称。見た感じがなんとなくタケノコを想像させるためと思われる。
WOタイヤ(ダブルオータイヤ) タイヤ本体とタイヤチューブが別々になっているタイヤ。専用リムにタイヤ本体のビードワイヤーを引っかけ、空気圧の補助により固定される。別名クリンチャータイヤとも言う。メリットはチューブラータイヤに比べ一般の自転車のようにパンク修理が簡単という点だ。
ダブルクラウン フロントフォークでクラウン(チューブを支持しているプレート状のパーツ)がヘッドチューブの上下に2つあるもの。
W(ダブル)レバー ダウンチューブについている昔ながらのシフトレバーのこと。レバーが二つあるから(ダブル)レバーだ。
ダボ 泥除けやキャリアなどを取り付けるためのネジ穴のことで、エンドに溶接されていることが多い。レース用バイクにはほとんど見ることができない工作だ。
チェーン チェーンホイールで生み出された駆動力をフリーホイールに伝える駆動装置。
チェーンカッター 輪になったチェーンを取り外すための専用工具。カッターと名が付くものの、物理的にチェーンのコマを切断するわけではなく、コマとコマを繋ぐピンを外すことで取り外す。
チェーンステイ ハンガーシェルからリアエンドまでをつなぐ左右2本のチューブ。
チェーンデバイス フロントチェーンリングからチェーンが外れないようにするための装置。フロントチェーンリングが2枚もしくは1枚の場合に用いる。
チェーンホイール フロントギヤのこと。2、3枚のチェーンリングとクランクまでを含む。
チェーンライン フレームのセンターからアウターリングとインナーリングの間(MTBはセンターリング)までの距離のこと。チェーンホイールやボトムブラケットの説明書に載っているこの数値を守らないと、チェーンが大きくねじれるアウター×ローやインナー×トップへの変速に支障が出ることがある。もっとも多段化が極限まで進んだ現在は、アウター×ローやインナー×トップはどんなに調整してもあまり具合がよくない傾向がある。
チェーンリング クランクに取り付けるスプロケット(ギヤ板)のこと。
チェーンルブ チェーン専用のオイル。チェーンを滑らかに回転させるとともに、泥づまりや汚れが付くのを防止する。オイルが切れるとチェーンやギヤから異音がしてサビやすくなり、それぞれの磨耗も激しくなる。常にチェーンにはオイルを切らさないよう心がけたい。
チタン スチールに比べ比重が軽く、サビないという特性を持っているチタン。自転車に使われるチタンは、3%のアルミと2.5%のバナジウムを添加した3/2.5チタン合金と、6%のアルミと4%のバナジウムを添加したチタン合金が一般的。
チューブラータイヤ タイヤ本体の中にタイヤチューブが一緒に縫い込まれた軽量のレーシングタイヤ。古くからロードバイクのタイヤとして定番であり、現在でも競技を中心に使われる。専用の接着剤「リムセメント」を使ってリムへ固定する。
チューブレスタイヤ その名の通り、チューブを必要としないタイヤのこと。チューブという余計なゴムがないため、タイヤそのものがしなやかで、接地性と乗り心地に優れ、重量も軽い。基本的には専用のタイヤと専用のリムが必要。逆に応急処置的に専用リムに通常のタイヤとチューブを入れることもできる。
ディープリム いわゆる背の高いリムのことで、横から見ると普通のリムとの違いは一目瞭然。通常のリムのリム高が10mm前後なのに対して、ディープリムのそれは30〜60mmと非常に背が高くなっている。またホイール外周部の空気抵抗削減のため、断面形状は鋭い二等辺三角形になっている。そのため平地では抜群の高速持続性を発揮する。
TIG溶接(ティグ溶接) 「タングステン・インナート・ガス溶接」の略。フレーム溶接時にチューブに対する加熱範囲を少なくすことで、溶接が素材に与える影響を小さくするこができる。溶接部分にはビードと呼ばれる独特な跡が残る。
ディグリーザー 脱脂剤、洗浄剤のこと。オイルなどの油分、酸化などで変質したグリス、その他汚れを溶かして流すことで洗浄する。室内で使う場合は換気を忘れないこと。
ディスクブレーキ ホイール(タイヤ)と一緒に回転するローターをパッドで挟み込み、制動力を得るブレーキのこと。油圧を用いる油圧式(ハイドローリック)ディスクブレーキと、ワイヤーを用いる機械式(メカニカル、ワイヤー引き)ディスクブレーキがある。
ディレイラー 変速機のこと。ロードバイクでは通常フロントとリヤ側それぞれに付いている。基本的にはワイヤーで制御され、バネの力を借りて複数のギヤにチェーンを掛け替えるための装置。
テフロン 1938年にデュポンのR.J.プランケット博士によって開発された化学的、熱的、機械的、電気的に非常に安定した性質を持つ物質。特に樹脂の中で最小の摩擦係数なので、摩擦を減らすためにサスペンションブッシュなどに使われている。また、潤滑オイルの中に含まれている場合もある。焦げ付かないフライパンの表面処理としても有名。「テフロン」はデュポンの登録商法で、一般名称は「フッ素樹脂」。
デュアルコントロールレバー 一本のレバーでブレーキングと変速が可能になった手元変速装置のこと。ロードバイクでいうと、シマノはSTIレバー、カンパニョーロはエルゴパワー、スラムはダブルタップコントロールという名称。このレバーの登場で、変速時に手をハンドルバーから離す必要がなくなったため、初心者でも安心してロードバイクが楽しめるようになった。
デュアルピボットブレーキ シマノが開発した2つの支点を持ったブレーキアーチ。従来のワンピポットタイプのキャリパーブレーキに比べ効率がよく、ブレーキレバーへの入力が小さくても大きな制動力を発揮することができる。現在のロード用ブレーキはデュアルピポットが当たり前。
デュラエース シマノのロードバイクコンポーネントのトップモデルの名称。Durable(頑丈、堅牢)とAce(一番)の組み合わせから考え出された造語。ラチェットを使った位置決め機構SISシフトレバー、手元変速の時代を開いたSTIレバー、デュアルピボットブレーキなど、現在主流となっている技術は、すべてデュラエースが先駆け。
テンションプーリー リアディレイラーの一部でチェーンの張りを調整するパーツ。上下にあるプーリー(歯車)のうち下側に位置するものをテンションプーリーと呼ぶ。
トータルキャパシティー リヤスプロケットの最大ギヤと最小ギヤとの歯数差と、フロントチェーンホイールのアウターリングとインナーリング歯数差の合計。この範囲内であれば円滑な変速が保証される。
DOT ブレーキフルードの性質を表す規格のこと。本来はFMVSS(米国連邦自動車安全基準)が策定した規格で、主にDOT-3、DOT-4、DOT-5がある。数字が上がるにつれて耐熱温度が上がるが、湿度の吸収が早くデリケート。油圧ディスクブレーキでは指定された規格のものを使わないとトラブルの元となる。
トップチューブ ヘッドチューブとシートチューブを結ぶ上側のパイプ。
トルク 物体を回転させる力のこと。ねじを締めるときの力の強さを指す場合が多い。トルクを掛けすぎるとねじがナメたり折れたりする。クランクを重いギヤを使って比較的低回転で回す乗り方を「トルク型」という場合もある。
トルクスレンチ 6本のでっぱりを持つ星形の穴のねじのこと。用途はほとんどヘックスと同じだが、よりトルクをかけることができること、工具とねじとの食いつきが良いことがメリット。また、ヘックスに較べて工具が一般的でないことから、設計者が「外してくれるな」という意味合いで用いる場合もある。MTBではディスクブレーキのローターの固定に使われることが多い。アメリカのテクストロン社の登録商標。
TEXT:Toru MORI

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