ピーチック

女の子MTBライダーを元気にする「p-chic」ってなに?

だんだん増えてきたとはいえ、女性MTBライダーはまだまだ少数派。仲間が少なくて淋しい思いをすることも少なくありません。そんな「MTB大好き」な女性たちが、気軽に集まれるコミュニティを作りました。時には一緒に走ったり、上達の悩みを相談したり。一緒に走れる仲間がいる場所、それが「p-chic(ピーチック)」 です。
p-chicの主催者の一人、エリートライダーの池田恭子さんが、p-chic発足のきっかけについて語ってくれました。

MTBで出会った女の子たち

私(イケダ)がDHレースに夢中になり始めたころは、バイクショップに集まるお客さん達が週末ごとにグループで出かけていました。岩岳や富士見パノラマといった、夏営業をするスキー場には、ショップのクラブチームやサークルが様々な場所から集まってきます。どのグループにも1〜2人は女性がいるようでしたが、彼氏についてきて終日クルマにいる女性や、皆とペースが違うので遠慮してしまい、テントで半日留守番していたりする女性もよく見かけました。

私は「それぞれ似たような感覚で遠慮がちに過ごしているのだから、いっそそんな女の子達が一緒に走ったら楽しいだろうな」と思っていましたが、見知らぬ人に声をかけるのはなかなか勇気がいります。毎週見かける人にも、結局挨拶も出来ないまま時が過ぎました。

ピーチック

それでも、私がレース活動を続けていくと、あちこちのレース会場で女の子達と再会できるようになり、仲間がたくさん出来ました。話し掛けることも怖くなくなってきたし、皆も声を掛けてくれるようになりました。
そのうちに「始めたばかりの人や、いつも同じグループの中でだけ走っている女の子達とも、レース仲間のように楽しみを共有したい。そしてみんなで刺激しあってステップアップしていけたらいいなぁ」と感じるようになりました。
せっかくフィールドまで来て、一人で退屈しながら仲間の帰りを待っているなんて、もったいないじゃないですか。
MTBを楽しい! と感じるのは男性も女性も同じはず。

でも、実際に走りにいくと、アクション系スポーツとみなされているからでしょうか? 男性の方が圧倒的に多いのです。また「楽しい」と感じるポイントも微妙に異なっていたりします。MTBは機材スポーツ。男性ではメカや技術に関心の行く人が多いのに対し、多くの女性はメカが苦手。景色を見たり、風を感じて、自分の世界が広がるのを体感するところに「楽しさ」があったりしますね。
走りの面でも、特に下りでは体格や体力の差が大きく出るため、せっかく一緒に行ったのに、ペースが合わなくてお互いに気を遣う場面が多いことも事実です。

自分でMTBを積み込んだクルマを運転して、走りたい場所に行く女性、自分の趣味として楽しむ女性が、もっと増えたらいいのにと思いました。

女の子の新しい輪

ピーチック 東京の郊外で、JOSFという団体が主催する、BMXの定期戦が開催されています。

そこではMTBクラスも設定されていて、ライディングスキルやペダリングを習得するのに非常に良い機会となっています。また就学前のキッズたちのクラスが熱い! 幼いころから颯爽とBMXを駆って、同じ年頃の男の子に負けないライディングをする女の子ライダーもたくさんいて、ただならぬ刺激を受けました。

そして、同じ様にこの場所に来て刺激を受けている女の子MTBライダー2人と話をしたのが、p-chic誕生のきっかけでした。それぞれMTBが大好きで、上達するともっと楽しくなるに違いない、ということを感じていました。女の子同士並んで走ったら、かつてなかったくらい刺激的で楽しい時間を共有できたのです。 男社会のような趣味の世界に、女の子の新しい輪ができて、それは本当に意味のある楽しさをもたらしてくれました。

そこで「この輪をもっと広げよう」ということで、p-chicのウェブサイトを立ち上げました。

SEが本職のくみっこが、遠く離れたみんなに、おしゃべりする場を作ってくれました。
また「親しみやすいアイコンが欲しいね」ということで、デザイナーのへみっこがロゴをデザイン。これをもとにステッカーを作り、これがクルマやフレーム、ヘルメットに貼ってあったら仲間の印。
さっきまでの見知らぬ人同士が、同じ趣味を持つ仲間に変身です。
同じ場所に居合わせた女の子同士で一緒に走ったり、レース遠征に出かけたりと交流も増えて、ますます楽しみの幅が増えました。
それぞれが抱えているMTBに関する悩みも、みんなで一緒に考えてステップアップしていくことが出来るようになりました。
ハロウィーンには仮装してDHライド、正月には新年会と、シーズンごとにイベントも行うようになりました。これから、より有益なネットワークの活かし方もできると期待しています。

ピーチック

また男女関係なく、ビギナーからエキスパートまで、皆が集まって楽しめるMTBタイムトライアルゲーム「スロープモーレツ大作戦」も、これまで関東・関西合わせて6回開催してきました。

各地で和気藹々、人の輪を広げつつMTBの楽しさのベースを共有する活動を、これからも地道に続けていこうと思っています。

私たち女の子ライダーのネットワークに壁はありません。いつでも新しい仲間をウェルカム! 一緒にMTBを楽しみませんか?

運営メンバー紹介

池田 恭子 Ikeda Kyoko
Team CANNONDALE

p-chic発起人・代表。新卒で総合職に就いて、一旦はレール上の安定した生活を目指すが、約10年前、MTBとの出会いを契機に、それらを棄てて27歳からレース中心の生活に実を投じる。2つのワークスチームでのレース活動を経て、また走りにいく先々で目にする女の子ライダーの現状を見て、もっと女性同士が感性や悩みなどを共有し、共にステップアップしていけるようなネットワークが必要と感じ、その第一歩としてp-chicを立ち上げる。現在はキャノンデール・ジャパンに所属し、多少立場は変わったが、MTBを愛する1女性ライダーとしてMTBシーンを見続け、底辺の拡大、特に女性の人口拡大に貢献すべく、草の根活動を続ける。

朝日 久美子 Asahi Kumiko
Reaps-Factory.所属

現役SE(システムエンジニア)、週末はダウンヒルライダーと平日と週末で両極端な生活を送る。専門を活かしp-chicのシステムを担当。
MTBに跨って以来、初めてフロントアップができた時など、ちょっとしたステップアップを体験するごとに、とても充実感を得られて、「MTB最高!」と感じてきた。この楽しさを少しでも多くの女性に感じてほしいという思いで、この活動の立ち上げから深く関わる。p-chicでの経験を活かし、現在は個人でも新たなポータルサイトを立ち上げ運営中。

安達 勅実 Adachi Norimi
guava-jelly所属

自転車人生はJOSFのBMXレースから始まり、そこからMTB歴に移行して8年目。
2004年からは競技者登録をしてジャパンシリーズに参戦、翌年大鰐大会からエリートに昇格。マイペースながらエネルギッシュにMTBを楽しむスタンスで女の子ライダーの輪を繋ぐ。p-chic立ち上げの際は、専門を活かしデザインを担当。'05年練習中に足首複雑骨折を喫し、突如長期休養を余儀なくされたが、そんなジェットコースターのようなMTBライフをものともせず、来年はレース復帰を目指す元気娘。

p-chicの限定商品をサイドリバーで販売開始!


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MTBが大好きな女の子のコミュニティサイト“p-chic”の限定商品をサイドリバーで販売中。このアイテムを身につけてみんなで一緒にp-chicを盛り上げよう!

p-chic オリジナルジャージ
アジアンテイストなキレイな色のサイクルジャージ。
後ろポケットにかわいいp-chicオリジナルのプリントが入る。肌ざわりがよく、着心地バツグンの1枚。

サイズ:XS、S、M
価格:9,660円(税込)

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