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課題はスポーツ自転車とママチャリでのシェア
自転車のための専用空間、それが自転車道。あいまいだった自転車の走行空間が明示されることはいいことだ。
ということで今回、東京・亀戸で実施された社会実験を見てきた。いままでは歩行者があふれかえっていた自歩道上をママチャリが走っていたが、これが車道側の自転車道を走ることになった。これは大きな進歩だ。
ところがいままで車道を走っていたスポーツバイクも、自歩道を走っていたママチャリも自転車道を走ることになる。はたしてどうなるのか? このあたりについて自転車ツーキニスト疋田智さんにお話を聞くことにした。
『うーん、今まで自転車のことをまったく考えてこなかった行政……ということを考えると、かなりの進歩だよね。でも、問題なのは、このレーンの先に未来が見えてこないことなんだ。今回のレーンは幅員にしても対面交通にしても、従来の「ママチャリ利用」という域をまったく超えていない。つまり現状の低速自転車を「歩道は危険、車道は邪魔」と隔離したというに過ぎないというところに問題点があると思う。現状がいっぱいいっぱい。今以上に自転車の量が増え、スピーディになったらどうなるのか、というのがさっぱり見えない。だけど原油高騰からも温暖化からも自転車の台数は増えざるを得ず、クルマの代用となるにはスピードは上げざるを得ない。となると、このレーンは「すぐ先の時代に突入したら、事故だらけの危険なレーンとなる」ということ。少なくとも高速車と低速車の棲み分けを考えるためにも、対面交通をやめるべきだと思うんだな』
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