
上:河原町にある全国でも珍しい、時間指定つきの自転車、軽車両通行禁止の看板。車道は片側2車線もあるのに時代に逆行したおかしな話である
下:京都市内の大通りでよく見かけた自転車の方向指定つき自転車通行指定部分。自転車の進行方向が書かれているのはわかりやすいがあくまでも歩道。現実にも歩道として機能
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なかなか根が深い問題
京都は30年以上も前の1973年に「マイカー観光拒否宣言」をしている。これは現在の状況を見込んでのことだ。ところがその後のインフラ整備が追いつかなかった。路面電車を撤去し、地下鉄を用意するはずだったものが、その建設が順調にすすまなかった。結果としてマイカー依存に陥った。
京都における解決策はこうだ。まずLRT(路面電車)を導入し、マイカーの利用率を下げ、次に車道に余裕が生まれ、最後に自転車の走行環境ができるのだ。京都議定書で知られる京都なのに皮肉な話である。
ここに興味深い資料がある。京都大学大学院の北村隆一先生の調査(※)では河原町付近の交通手段の85%は徒歩だという。ここは片側2車線道路だが、1時間当たりの通行人数は約6800人。一方、ピーク時の自動車の交通量はたった880台/時という。つまり1台に平均して1.3人が乗車していると計算すると2288人ということになる。つまり2車線分の道路に対して片側3.5mの歩道に約3倍以上の人間が詰め込まれている計算だ。
結果として京都ではクルマがあまりにも優先されているのだ。これは再考の余地があるのではないか?
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