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自転車:シェアザロード 〜クルマと自転車が共通認識で走れる道を〜

その法案、ちょっと待ったぁ!!


先月号の速報でお伝えした通り、自転車乗りにとって他人事ではない事態が起こっている。
素敵なバイシクルライフが脅かされつつあるのを黙ってみてるわけにはいかないぞ!

警察庁のサイト「自転車の安全利用の促進に関する提言」 http://www.npa.go.jp/koutsuu/


知らないうちに進んでいる自転車車道締め出しの危機?!

ドロンジョーヌ(以下ド) こ……小林さん! 教えてください。  自転車乗りにとって大変なことが起ころうとしているんですか?
小林成基さん(以下小) はい、11月30日に公布された「自転車の安全利用の促進に関する提言」を読まれましたか?

はい、え……と、概要と要約を見たんですけど、それほど変わったこと があるように思えなかったのですが。
そうですか、では提言と資料も読んでみてください。

ふむふむ……(提言を読む)あれ? 歩道での事故が増えているって言っているのに、提言の中に『自転車の歩行通行を認めても差し支えないのではないか』って書いてありますね。
そうです。資料は歩行者と自転車との事故のほうが増えていることが示されているのに、解決策の部分では自転車の歩道通行を認める提言がされているの です。

うわ! 矛盾してるじゃないですか。自転車を歩道に、だなんて……。全部読まなくちゃわからないような部分に、 さりげなくこんな提案が入っているなんて。
今の法律では通行可の標識のところのみ、自転車で走ってもいいってことになっているのはご存知ですよね。

はい。でも私も、スポーツバイクに乗るまで自転車は歩道を走るものだと思っていました。
確かに、実際には守られていません。だって警察官の乗った白い自転車が普通に歩道を走ってますから。それを容認し、明文化しようとしているのです。

それから、すごく気になったのが『自転車が車道を通行することが特に危険な場合は、当該道路の自転車通行を禁止するなどの措置を講ずること』 っていう部分ですが……。
そうです、自転車の車道通行禁止が書かれているのです。

道路の自転車通行禁止……!? 特に危険な場合って……どんな場合ですか?
その部分はあいまいなんで、書いてないんです。

じゃあ、危険かどうかは、誰が決めるんでしょう?
たぶん警察の裁量に任されるのではないでしょうか。 容易に想像がつくのは、まず都内の幹線道路です。『特に危険』に入るでしょうね。まず自転車の歩道通行を認めて、その後、車道通行禁止がさらにあたりまえになっていく……そんな可能性を大いにはらんでいるんですよ。

ちょっと……そんな。歩行者にも自転車乗りにとって最悪の未来じゃな いですか……。でも、でも! こんなに、誰が見ても、矛盾している内容ですもん。クルマ最優先で、弱い者ほど損をするような……。 これじゃ、そう簡単には通らないんじゃないですか?
いや、日本で自転車に乗っている人はほとんどが軽快車(ママチャリ)です。そのママチャリは歩道を走っている。ほら、ここ(資料)にも、『自転車に車両としての迅速性等の機能を求めていない場合も多いことを考慮する必要がある』と書いてありますよね。

本当だ……。 ママチャリといえば歩道を走ってるのが、現実ですもんね。ママチャリに慣れてしまうと、車道通行禁止になってもあまり不便はないわけですね。まだまだスポーツバイクって、ごく少数派だし……。でも自転車がビュンビュン歩道を走ったら歩行者だって迷惑ですよね。なんだか、クルマばっかり優先されてる。
もし今後、歩道上に自転車レーンとしてペイントレーンができたら、そこ は当然「歩行者優先」になります。でも車道はクルマのもの。じゃあ自転車に乗る人はどこを走りますか?

うう、自転車好きとしては黙っていられません。これはじっくり検討しなおす必要がありますね!
いや、悠長なことも言っていられないんですよ。この法案は2月には提出されてしまう。

え……!!
ちゃんと法案を読んでみて、わかりました。 こんなに危険な可能性を含んでいるなんて! 必ずしも最悪の事態になるとはいえないけど、どうにでも解釈できる内容が混じっているのって問題です! ちょっとぉぉ! ! バイキー! ちゃんと聞いてた!? 自転車の未来、どうなるかわかる!? (続く)




今回の提言について、EquipASADAの浅田顕監督に直撃インタビュー!!
欧米での取り組みから、日本の都市交通は
多くのことを学べるはず、と浅田監督
今回の提言について、EquipASADAの浅田顕監督に直撃インタビュー!!
「私は、ヨーロッパで自転車が公共交通とあわせて、交通の中心になっている都市をたくさん見てきました。自転車は軽車両で、本来は車道を走るものです。先進国の中で自転車が歩道を走っているのは日本だけなんですよ。  自転車を利用した美しい街を知ってもらい、多くの人が自転車に興味を持っていただけるように努力をしていこうと思っています」


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