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走ってシェア・ザ・ロードのPR
ツーキニスト疋田智とBC編集長小林豊孝が浜名湖を一周して感じたことを対談。話しているうちに「シェア・ザ・ロード」をひろめるために「意識づけ」や、「すぐにできる、ちょっとしたこと」が大切なんだということがわかってきた。
浜名湖一周「ぐるっと浜名湖ツーリズム」でサドルの上対談

「ぐるっと浜名湖ツーリズム」はシェア・ザ・ロードを広めるいいイベントでした(疋田・小林)
3月19日開催の「ぐるっと浜名湖ツーリズム」に参加し、1周86kmの風光明媚コースを、のんびりと走り、その後で対談してきた。「いや、楽しかった」と両名。コースもいいのだが、お弁当が出たり、スタッフが親切だったりと大満足。
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自転車ツーキニスト疋田智 vs
バイシクルクラブ編集長小林豊孝
小林(以下小) シェア・ザ・ロードっていうのは「道路を分け合う」というような意味合いなんですが、そもそも海外の動きでしてね。こういうのを日本でも始めてはどうかということで、ぶちあげてはみたんですが、なかなか日本ではハードルが高い。ヒキタさんもやっぱりそう感じますか?
疋田(以下疋) そうですねぇ。やはり「基本が分かってるかどうか」だと思うんですよ。これまでも言っているように自転車単体ではエコでも何でもない。クルマから乗り換えて、クルマが減ることで、はじめてエコになる。そういうことが、まったく日本では理解されていない。そういう意味で「シェア」という言葉はドンピシャでね。車道を自転車とクルマその他が「シェアする」ことで路上の割合を正常にする、ということが肝要なんです。 当然「クルマすべてが悪」という意味ではない。例えば救急車、運搬、老人、子供、などなど、クルマじゃないとできないことはあるわけですから。 ただしね、あまりに増えすぎたんじゃないか、ムダなクルマが多いんじゃないか、というのがヨーロッパ諸国の動きでして、そこが「シェア・ザ・ロード」に繋がるわけです。
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今回はコース内に浜名湖周遊自転車道を含んだ。この自転車道は浜名湖の東岸、引佐郡三ケ日町から浜名郡舞阪町までの48kmを結んでいる。 |
小 でも、日本の現状としては、自転車が安心して走れるような道路にならないと、いくらエコだエコだと連呼したところで、結局は歩道を走ったり、自転車の通勤はちょっと無理かな、というところに落ち着いてしまう。普段の生活の中に、自転車が入っていけない事情があるわけです。
シェア・ザ・ロードの考え方
小 これからバイシクルクラブとしてどういった活動をしていこうかなー、というのがあるんですが、アピールという意味ではイベントに出てパンフレットやステッカーを配ったりするというのが最初にあります。それでドライバー側にもステッカーを貼っていただいて「そういう意識を持った人なんだ」と表明してもらう。つまり自転車に幅寄せしたり、無意味にクラクションを鳴らしたりしない人だということが分かるという。一方、自転車に貼っている人は「私たちはモラルを持って自転車に乗っている」ということ。それがシェア・ザ・ロードの精神だと思っています。さらに行政にも意見を言っていけたらと思っています。
疋 自転車だけのエゴになっちゃいけないわけで、やはりシェアということになるんでしょう。
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参加者の総数はざっと1200人。それぞれが等間隔でスタートし。自由にのんびりと走っていく。美しい風景を、自転車道がずーっと繋げているわけだ。
感銘を受けたのは、大会関係者の面々だ。道が変わるごとに案内のボランティアがいるし、6ヶ所のチェックポイントのスタッフも礼儀正しく、フレンドリーだった。 |
小 エコはいいけどエゴはダメ(笑)。あと、自転車って車道歩道のどっちでも邪魔にされている一方、裏を返せば、どっちも走ってもよくて、何かあってもお咎めなしっていうケースが多いじゃないですか。そういう意味では、甘やかされてきた点があります。それが中途半端に扱われている原因の一つだと思うんです。オートバイだったら絶対に許されないじゃないですか。
疋 やはり権利を言う者には、責任と義務が生まれるということですね。
小 逆走、駐輪問題にしてもみんなそうです。こういうモラルを徹底させるには時間がかかるのかもしれません。ただし、そうして自転車が交通社会の一員にならないと、クルマ社会にモノが申せない。これだけクルマが増えてきて、さらに化石燃料のリミットが言われていることを考えると、「そうあらねばならない」という国民の意識も必要だと思います。今後、疋田さんとこうしてページを作ったりと、を継続的にやっていきたいですね。僕らが走りながらアピールしたり、イベントに行ったりして「シェア・ザ・ロード」という言葉を広げていけるといいです。
(バイシクルクラブ 2006年4月号 p29〜p31掲載)
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