[2007/05/16]
Giro Della Regioni FULIULI リポート!
■5月10日第2ステージ(1部:83.9K)
■5月10日第2ステージ(2部:チームタイムトライアル:24K)
☆マリウス、納得行かない7位
☆チームタイムトライアルで、1位から1分10秒差の17位と大活躍!
□状況解説
二日目を迎える今日は、スロベニアとの国境の港町、TRIESTEをスタートした。
午後のチームタイムトライアルは、今回のメンバーのキャラクターから見ても、集中させ狙って行きたいので、午前中のステージは、他のチームの動きを見ながら、メイングループの中で様子を伺う走りを徹底させた。
入れ代わり2〜3名のエスケープトライ以外は、レースは淡々と進む。
63K地点の3Kの登り区間も、バラけるが、下りで小集団も合体し、グルッポコンパクト...
結局150名のゴール勝負となる。
初日から、表情も良くなかったマリウスに、「調子次第では、トライしてみろ!」と無線で伝えたが、ゴール後、首を横に振り無言だったので、私もそれ以上は問い掛け無かった。(夜に届いたリザルトでは、7位だった)
全員同タイムでゴール。
■5月11日第3ステージ(145K)
☆佐野が好調の兆しをアピール!
※コースプロフィール:前半は曲がりくねったフラットコース、120K付近から丘陵地帯に入り、135K地点に平均勾配10パーセント、約3Kの登り区間、そしてラスト1Kは、石畳&平均勾配8パーセントの登りゴール。
スタート直後から数名が飛び出すが、すかさずリーダーのBMCレーシングチーム(USA)がペースアップを計り、全てのアタックを潰していく。
予想された展開の中、先行した数名が合体し14名のエスケープグループが形成され、タイム差が開くかと思われたが、心配なのか?力を見せ付けたいのか?またしてもBMCレーシングチームが、メイングループを牽引し、振り出しに戻してしまう。
我々も前夜のミーティングで、前半のエスケープに誰か必ず入る事を話し合っていたにも関わらず、送り込め無かっただけに、この状況は幸いした。
2度と失敗は許されない状況の中、清水良行、佐野淳也を含む数名が、先頭付近で攻撃を試みる。
この動きが成功し、他の5名も反応、すぐに30秒のアドバンテージを得る。
その直後、疲れていたのか?清水が痛恨のコースミス!メイングループに戻る。
その後、佐野は他の5名と共に快調に飛ばす。
後半の丘陵地帯で、メイングループの中で先頭グループに入れる事が出来なかったチームの動きが活発する。
その区間でも佐野は良く耐えるが、メイングループに吸収された。
丘陵地帯後半、GPMの山岳ポイントに差し掛かり、井上、中島も絶好のポジションで登り口に突入!佐野、清水、マリウスも後を追う。
平均勾配10パーセントの登りに全開で挑む。
頂上を過ぎ、下りに差し掛かった所で、39名の先頭グループが形成された。
結果的に残念だったが、我々はそのグループに誰も送り込む事が出来無かった。
39名の次のグループで、佐野、中島、井上、そして昨日のレースで好調の兆しの見えたマリウスも続く。
ラスト1Kの石畳の登りに入り、前半から積極的に動いた、佐野が、追撃集団から攻撃に出て、39名には追い付かなかったが、TOPから1分22秒差の58位でゴール。
優勝はイタリアのチームで走るコロンビア人、CASAS BUITRAGO IVAN MAURICIO.
佐野の御蔭で、力を温存出来た筈の、井上、中島は思っていた以上に、急坂を克服出来無かったのが、悔やまれた。
登りが苦手なマリウスは、意外な事に、チームの中で佐野の次にゴール! トップとのタイム差は2分9秒。
レースをスタートから振り返ると、終始積極的に攻めた佐野の健闘が最後迄光ったステージだった。
チームにとって今日のステージは、結果的にも決して褒められた内容では無かったが、マリウスも、復調の兆しが見え、佐野の躍進と共にチームにとっても大きな収穫と成ったと感じた。
いよいよ残り2ステージ..
いずれも厳しい山岳ステージだが、引き続き、佐野に期待すると共に、井上、中島の「挽回」の走りにも期待したい。
■5月12日第4ステージ(山岳ステージ・146K)
☆佐野、引き続き山岳での好調をアピール!
※コースプロフィール:昨日同様、前半は町から町を渡り歩く感じで、55K付近に丘(GPM)が有る意外は曲がりくねったフラットコース。
84K地点から少しずつ登り始め、95K地点から本格的に登り始める。
頂上は110K地点。ラスト1Kは18パーセントの勾配。
そしてゴール迄ラスト5Kは、平均勾配6パーセント。
■実況解説
スタート直後から数名が飛び出すが、すかさずリーダーのTEAM LUPI(ITA)がペースアップを計り、コントール。
サンマリノ登録のTEAM LUPIはウクライナ始めロシア系の選手を主体に構成されてる為か、ウクライナ、ナショナルチームもグループコントールに協力している様子だ。
予想された展開の中、我々も機会を伺いながら攻撃するが、他の選手同様、ことごとく潰される。
昨日のチームミーティングでは、山岳で攻撃に出るメンバーと勝負させる為に佐野と井上を温存し、中島、清水、マリウスで、前半のエスケープグループに入れるべく展開させる予定では在ったが、何も打つ手が無いまま、リーダーチームにコントールされたまま、山岳の麓を迎える。
脱落選手が目立ち始める中、慣れない石畳の路面も響き、中島、井上、マリウス、とメイングループから遅れ始める。
しばらく経ってスピードアップに付いていけない清水も遅れ始める。
レースリーダー、総合上位、佐野を含むメイングループも、山岳の中盤から僅差でバラけ始めるが、約50名ぐらいに絞られた。
強豪のグループの中で必死に耐えて居た佐野も、頂上迄、約10Kの九十九折れの登りで、数名と共にジワリジワリと遅れ始め、約8名で追撃する。
30名程度に絞られた前方のグループとチームカーの車列も、ずっと同じ間隔で前方に見える。
ペースは、佐野のグループと変わらない。
僅かな我慢が足らず、その辺りが実力の差なのだが、ペースの上げ下げに対応出来なかった事が悔やまれる。
先頭グループも、ラスト5K&頂上付近で、数名が抜け出した模様...
佐野も最後の18パーセントの壁を何とかクリアーし、8名と共に長い下りに...
頂上でTOPから約6分遅れ。
しかし追撃メイングループ(約30名)からは約4分しか遅れていない。
標高1700Mと在って路肩には残雪も見られる中、快調に下る。
この時点で、TOPと最後尾の差は、30分以上。
佐野本来の山岳での実力を考えると決して悪くない位置だ。
ただ一緒に下ってる連中も、チームメイトが既に先行してるのか?前のグループに追い付こうという勢いが感じられない..
長い下りの区間を終え、
ゴール迄ラスト5Kの登りに差し掛かる。
この辺りはGIROでも毎年通過する要所で、ZONCOLAN峠も傍に控える。
登りでのスローペース(PIANO&PIANO合唱隊)を警戒してか?
麓の手前から、イタリア選手が絶妙のタイミングで飛び出して行く。
やられた...
佐野を何処から仕掛けさせるか思案してただけに、「先に行かれた」と感じたが後の祭..
登り序盤ラスト4Kで、おもいっきり行かせる。
下りのスローペースが影響し、最初的に約10分の差を空けられるが、56位でゴール。
井上、清水、マリウスは、グルッペットに見事に嵌まってしまい、20分弱遅れでゴール。
序盤で遅れた中島も、良く粘り、その後のグルッペットでゴールした。
優勝は、スロベニアのSAVA(コンチネンタルチーム)に所属する、KERKEZ Viadimir。
リーダージャージのFILIPPOV(RUS(GRUPPO LUPI)は今日も2位に入り、ライバルを突き放した感が有る。
総合上位の勝負は、ほぼ動かない雰囲気の中、最終日を迎える。
距離は短いが、昨日に引き続きの山岳コース。
速い展開が予想されると共に、アシスト達の完走率も低いであろう...
在る意味、最終日は「グルッペット」は存在しない。
最後迄?ゴール迄走り切る事に明確なモチベーションが無ければ、止めてしまうのが常識だ。
そこには日本人の通常考える「完走の美学」も存在しない。
最終日も各自で課題を明確に発見する事が大切。
次のレースに繋がる走りを期待したい。
<本件に関する問合せ先>
NIPPOコーポレーション・梅丹本舗・エキップアサダ
チームオフィシャルサイト
http://www.cyclisme-japon.net/
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