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スポーツバイクの王道、ロードバイクに新風吹く
昨年からその開発がウワサされていたタイレルのロードバイクが、いよいよ僕のもとにやってきた!これまで20インチの小径車をリリースしてきたブランドだが、いよいよロードバイクというスポーツバイクの王道ジャンルに挑戦することになったのだ。
このRSの最大の特徴は、小径車でも採用されていた「スラントデザイン」のフレームだ。先月までリポートしていた小径車PK1などでは、いわゆるダイヤモンド形状に左右一対のチューブを追加するデザインだったが、RSの場合は、シートステーをヘッドチューブまで大胆に伸ばすことで、タイレルの顔とも言えるスラントデザインを実現している。小径車に比べればデザインの自由度が低いと思われるロードバイクにおいても、独自のスタイルを貫き、まとめあげたデザイン力にまずは脱帽。
トラディショナルなダイヤモンドフレームに比べ、各チューブの総延長が長い分、重量面では不利になりそうだが、このRSはイーストン社のスカンジウム製チューブを採用し、フレーム単体で1.4kgの重量。昨今のカーボンフレームに比べれば、驚くほど軽いわけではないが、必要にして十分なスペックだ。そして、手元に届いたアルテグラ仕様Mサイズの完成車で、ペダルを含めた総重量は8.1kgとかなりイイ線だ。
さて、さっそく試乗といきたいところだが、まずはハンドル周りを中心にセッティングを煮詰めていく。届いたRSには、カーボンとアルミ複合素材のステム一体型ハンドルが付いていたが、体格に応じたセッティングをするためには、やはり通常のステム、ハンドルがいい。特に僕は決して肩幅が広くなく、体も硬いほうなので、幅が狭くリーチが短く、ドロップが浅いハンドルがほしいのだ。また、そういったハンドルを使って、その分ステムを長くするのが、個人的には好きなのだ。今回選んだのは、ITMのスーパーオーバーハンドル。シマノSTI専用設計で、ブラケットの収まりが抜群によく、その握りやすさは思わず笑みがこぼれるほど。こうしたセッティングやパーツ交換は、本誌ではおなじみのライター、エンゾ早川氏にお願いした。文章だけでなく、バイクいじりの腕前も確かだ(本業は自転車屋なのだから、当然ですよね。失礼しました)。寒い時期だけれど、自分にあったセッティングが施されたRSを見ていると走るモチベーションがフツフツと沸いてくる。次回の走行リポートをお楽しみに!
(バイシクルクラブ 2007年1月号 p153 掲載)
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