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ロングタームレポート_DE KERF/IMPRANT



DE KERF/IMPRANT
スチールとカーボンのコンポジット構造となるミドル32Tと、インナー22Tを残し、手持ちのSAINT用バッシュガードを取りつけた。チェーンデバイスは今までノントラブルのBLACK SPIREのデューリーを装着。
ケガしないよう、少し余裕をもって予選207位。ちなみにライバル・アンちゃんは22台前の185位。うーむ、十分射程圏内ではないか。タイム差24秒なんてラクショー! ……だったはずが、決勝ではスタートして約1kmで後輪パンク。残り9km近くはこの状態で……


今年で3年目を迎えるDHマラソン野沢に向けて

一昨年は下り系オールマウンテンに分類されるトレック・セッション7、昨年はセッション7と迷ったあげく“ バリバリDHレーシング ”のオレンジ・223DHで参戦した“ G・ダウンヒルマラソン野沢 ”。ちなみに結果は一昨年103位(458名完走)、昨年83位(544名完走)だったから、今年は「50位以内かな〜。ムフフ」なーんて思いつつエントリー。そして、今年の相棒はこのインプラント。XC系ハードテイルではなく、ジャンプ系ハードテイルにDHパーツを移植していたので、総重量15kgを誇るヘビーなヤツだ。前情報で「登りが結構キツイらしい」とか「とは言え、フルサス(前後にサスペンションのついたバイク)じゃないと” 勝つ“のは難しいとか……」なんて聞いてたが、今年は絶対このインプラント! 以前も書いたが、私は今まで乗ったバイクの中でコイツがもっとも気に入っているのだ。

なぜか?

DHレースに出ることをほぼやめ、割ける時間は少ないながらもトレイルを走り、そっちのほうが楽しくなってしまった。そして、クルマにポイッと積める気軽さ、トラブルの少なさ、メンテンスの楽さから「ハードテイルのほうが断然イイ!」となってしまったのだ。加えて、コイツの乗り味も非常に気に入った! 組み上げて初めて乗ったとき、「すいぶん前から、お前とは一緒だった気がする……」とビビッときたのだ。ポジションはピッタリ合わせて組んだのだから「合って当然」だが、コーナリング感覚や加速感、ギャップの走破性などが” 今坂純也的(?)“なのである。……つまり、思った以上でもなく、それ以下でもなく、思ったとおりにフツーに動く。ホントはもっともっとポテンシャルは高いのだから、ある意味「カワイソウなバイク」になってしまったとも言えるけど……。

ま、乗っててとても気持ちイイバイクなのである。だから、どんな状況が待ち受けていようとも今年はコレ!

そして一昨年、昨年と勝ち越している通称“ アンちゃん(カメラマン&ライター&ライダー!?) ”にも、ハードテイルだからって負けるワケにはいかないのだ!

負けたら、「アンちゃんはAM系フルサスじゃん? 勝って当たり前!」なーんて言いそうだなぁ、オレ。インプラントが優れたバイクだと証明するためにもソレは言わないようにしたいけど……。

とりあえず、前後にケンダ・ネベガル2.35+マキシスの超軽量チューブを履き、ホイールを含めたコンポはすべて新型シマノ・デオーレXTという仕様で野沢に乗り込んだのだった。


DE KERF/IMPRANT


こんなイベントではチューブレスが良さそう

「24秒差なら抜けるな……」

一昨年、昨年も予選では後のほうにいたことを思い出した。予選で回せなかった脚対策は、サドル高を高目に。この状態で1本試走したが、脚の回り方が全然違う。そしていざ決勝!「ドドーン!」

号砲とともに鬼コギでスパート(まだ始まったばかり)すると、面白いようにゴボウ抜き。前は100台もいない。しかもアンちゃんは数m前にいる!

快調に飛ばし、約1kmあたりにある登りに差しかかった。突然、後ろで「ピイイィィィ……」という音。後のライダーが「パンクしてますよー」と言う。「えっ? オ、オレですか???」

チューブレスタイヤならエア抜けはゆっくりだけど、チューブドの場合は一気に抜ける。私のタイヤも、パンクを確認したときはすでにベコベコ。目の前からアンちゃんの背中が消えてゆく……。

これからがツラかった。パンク修理をするのも時間のロスだと感じ、そのまま走行。もともと脚がない上に、やはり登りは全然前に進まないし、キャンバーのコーナーではあらぬ方向へバイクが向く。まさに“ ホウホウノテイ”でやっとゴール!

ちなみにアンちゃんは9分以上も前でゴールしてた……。「バイクは全然悪くないんだけどなぁ」(今坂純也)



デカーフのお問い合わせ/マムアンドポップス TEL.0586-43-6810


(バイシクルクラブ 2007年10月号 p166 掲載)


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