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第16回 はじめてのロードバイクに挑戦!

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今回の師匠
森 幸春氏
元日本チャンピオン。その輝かしい経歴と、長年の経験を生かしたロードバイクの教え方は定評があり、本誌でも数多く講師として登場している。現在、ショップ「Grove Technic」を主宰し、ライディングスクールも手がける。「人に教えるときは、どうしたら楽しく乗ってもらえるか、の真剣勝負なんです」と、ロードバイクの講習に情熱を注ぐ。スクールの申し込みはTEL.FAX.045-821-0508にて随時受け付け中!
協力:日直商会(FULCURM、SIDI)
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超ビギナーだけど乗れるようになりたいんです
「今年こそロードバイクでホノルルを走りたいな〜」なんて夢みるデンちゃんに、女子部の先輩たちが「ちょっと待った!」をかけた。「いきなりロードバイクに乗るの!? 誰かに教えてもらったほうがいいんじゃない?」
たしかに。とりあえずバイクだけは用意したものの、乗るにあたって何からはじめたらいいのかわからない。それにドロップハンドルや、ロードバイク特有の前傾姿勢に対して不安があるのも正直なところ……。そこで、女子部の特権をいかし(?)、頼れる師匠に指南していただくことに。
今回、ご教示いただいたのは、ロードバイクの指導で厚い支持を得ている森幸春氏。「ドロップハンドルや、前傾姿勢って難しそうで……」。そんな不安をこぼすと、森師匠から「はじめての人は、無理せず安全に走ることが第一なんだよ。安心して乗れなきゃ、楽しめないでしょ? 初めてでも安心して乗れる方法を教えるから」と。なんとも、頼れるお言葉! この一言で、いっきにテンションが上がったデンちゃん。意気込んで、乗る前からライディングのポイントを聞いてみた。たとえば、
・女性はペダルを漕ぐ力や、ハンドルを握る力が弱いので、サドルとハンドルのポジションをしっかり合わせる。
・漕ぎ出しはフラフラしやすいため、軽いギヤから漕ぎ出す。
・太いタイヤ(25 c)で走る。地面から体に伝わる衝撃が軽減されるのでオススメ。
・万が一の転倒に備えてグローブとヘルメットは必ず着用すること。
「でもほかにもまだポイントがあるから、実際に乗ってみるのが一番だよ!」という森師匠。デンちゃんは
「では森師匠、以上のポイントを踏まえて実際に乗りに行きましょう!」と嬉しそうに出かけて行った。

「無理せず安全に乗る」ことが基本です
ロードバイクといえば、ドロップハンドルに、前傾姿勢に……今まで味わったことがない乗車姿勢だけに、「怖い」という先入観をもつ人も多いのでは? しかし実際のところ、無理して前傾姿勢をとらなくてもいいんだとか。ラクに乗れるポジションに設定すれば、緊張もほぐれ、安心して乗れる。走り出す前は安全点検も忘れずにね。


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1.「股下寸法×0.85」=サドル高の目安
初心者の場合、「股下寸法×0.85」でサドルの高さを割り出そう。あくまでも目安の数値なので、ペダルを回した時、足がつっぱらない程度に5o単位で調整していく。慣れてきたら、「股下寸法×0.885」の設定も可だが、はじめは、速く走ることよりも安全を優先させて、低めの設定がオススメ!
2.サドルの前後位置を調整
サドルの前後位置はハンドルまでの距離に影響するのでしっかり合わせておきたい。まずクランクを水平にしてサドルに座る。その状態で、ヒザの中心から重りがついた糸を垂らし、ペダルシャフトの近くに重りがくるようにサドル位置を合わせる。ここで気をつけたいのが、サドル位置が前過ぎるとハンドル荷重になり不安定に、逆に後ろすぎるとフラツキやすくなるということ。違和感がある場合はお尻の位置を少し動かして、微調整をするといい
3.腕がつっぱらない位置に
次にハンドルの位置を決めよう。サドルの先端から水平に腕を伸ばし、指先がハンドルから0〜2pの距離にあればOK。近すぎたり、遠すぎたりした場合は、ステム(50oから10o刻み)で調節する。遠めに設定すると腕がつっぱるうえに、前かがみになりやすく、慣れないうちは無理な姿勢を保つことになるので、近めのハンドル設定にしよう
4.サドルとハンドルを水平に
初心者の場合、快適性を重視してサドルとハンドルを水平にセットしよう。はじめから前傾姿勢にする必要はない。「慣れてきて上半身が使えるようになったら、ハンドルを低くしたくなるでしょう。前傾姿勢は空気抵抗が少なく、高速の走りができますよ」と森師匠
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●空気を入れる
走る前にタイヤの空気を入れる習慣をつけよう。そうすれば同時に空気圧の確認もできる。力がない女性はつま先を立て、体重をかけるように行うと、空気を入れやすい
●片効きはダメ!
バイクを持ち上げてホイールをまわした時に「シャーシャー」と左右ブレーキシューの片方がリムに接触していたら、ネジで調整を
●クイックリリーズを閉める
前輪のクイックリリーズをちゃんと閉めないと走行中にホイールがはずれる恐れも……。スポークに指をかけると閉めやすいよ
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ハンドルの握り部分は主に上ハンドルと下ハンドルの2つ。上ハンドルを持つ場合、上体が起きた体勢になり、一定の乗車姿勢を保ちやすい。下ハンドルを握ると、より前傾姿勢に。前かがみになるぶん姿勢を保つにはストレスがかかるが、空気抵抗は少なくなる。ちなみに初心者の女性は360〜380(芯-芯)oのハンドルがオススメ |
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少しずつ体を自転車に慣らしていく
自分にあったポジション設定ができたら、実際にバイクに乗って慣れていこう。自転車は「自分の力で漕いで止まる」ものだから、「ペダリング」と「ブレーキング」はしっかりおさえておきたいトコロ。また、ドロップハンドル特有のレバー操作も、しっかり身に付けておきたい。これらの要素がすべてつまった練習法「スラローム」は試す価値あり!


スニーカーの場合、拇指球(親指付け根)をフラットペダルの中央(ペダル軸上)に置く。拇指球の骨が出っ張った部分をペダルシャフトに近づけるのがポイント。こうすると、より軽く、クルクルと足を回せる
シューズとペダルを固定すると「引き足」が使える
ビンディングのメリットは、ペダルを「踏む力」だけでなく「引き上げる力」も使えること。つまり両方使えることでフラットペダルより大きな力で漕げる。ペダルが最上端にきた位置から、ペダルを水平に前方に押す。ペダルが最下端の位置にきたら後方に引く。こうするとスムーズに回転させることができる
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ブレーキング時は、一指し指と中指をブレーキレバーにかけて、残り3本の指はハンドルに。右写真のように親指だけでハンドルを支えると、急なブレーキをかけたときにハンドル操作が不安定になる

・上り坂にさしかかる前や、漕ぎ出す前に、軽いギヤに変えておくとラク。「早めに変速」しておけば、安定したペダリングにつながる。もし「軽すぎる」と感じたら、後ろのギヤを1段ずつ重くしてみよう
・ギヤ比(前後ギヤ歯数の差)が高いほど大きな力が必要なので「重い」と感じる。一方、ギヤ比が低いと、少ない力で前に進むため漕ぎ心地は「軽い」。特に力が弱い女性の場合、軽いギヤで回転数を上げたほうが、効率よく進める
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練習方法
(1)まず水を入れたボトルを5本用意し、等間隔に並べる。はじめは自転車1台〜1台半(約3m)の間隔で。(2)ボトルを避けながらいっきに走りぬける。慣れてきたらボトルの間隔を狭くするとレベルアップにつながるよ。
※【注意点】ビンディングペダルで転倒すると危ないので、必ずスニーカーで行いましょう!
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