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拙者がサムライ若でござる
我こそはカメラマンライダーの若林正幸なり。下り続けて十数年。以前の勤め
先はIT系で潤っていたのでござるが、バイクに乗るために浪人になった一年
目は収入が1/10。水と霞を食べて今年エリートライダーに昇格。世間の荒波
に揉まれながら下り続ける毎日じゃ。
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こたびは“ドロップ・オフ”を教えて進ぜよう!

高さがあるとバイクが引っかかる。それを回避する
ために、フロントを上げて降りるのだ。 |
前回の記事でダウンヒルというモノがどんなものか解って頂けたと思うが、ラクに気持ちよく走るにはある程度のテクニックが必要じゃ。
拙者がある時、いつものように山を下っていると、岩や木の根っこなどによって先が階段状になっている低いドロップの手前で、初心者の方々はフルブレーキングし、バイクを降りてしまうことが多い事実に気づいたのじゃ!
せっかく気持ちよく下っておっても、いちいちバイクを降りては楽しくもなく、疲れてしまうではないか! と思い観察しておると、特に30p以上になるとその傾向が強い。そこで、今回は「ドロップオフの下りかた」を指南してしんぜよう。
といっても、初めから何メートルも落ちるのは無謀じゃ。大怪我の原因になるので10p位から始め、50pもできるようになればほぼ安心してコースを下れるであろう。そこでコースのバリエーションが豊富な富士見パノラマへいざ出陣じゃ!。
しかし、いきなりドロップオフが多いBコースでの走行は苦痛以外の何者でもないからして、一番初心者の練習に適しているDコースで、簡単な練習を行うのじゃ。付け加えておけば、練習だけであれば公園などでも簡単に挑戦できるのじゃ!
道路の歩道の高さくらい(10p程度)であれば何事もなく降りられるであろうが、30pとなると、ちと難しい。スピードがあれば行けるのじゃが、普通に降りるとペダルやチェーンリングが引っかかる。そこで引っかからず、安全にスピードを殺さずにこなすには、前後の体重移動によってフロントを地面から少し上げ
る技を使って転倒を回避するのじゃ。
これは多くの技の基本でもある。フロントを上げる高さは違うのじゃが、マニュアルとかバニーホップもこの延長にあると考えてよい。街中でもロードでも小径車でも使え、他のライディングテクニックにも応用できるので、しっかりと体で覚えることが重要じゃ!
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普通はバイクの真ん中に乗ることを心がけるのじゃが、フロントを上げるときには前後の体重移動が必要となる。一度フロントを路面に押しつけ、サスペンションを縮めたあと、一気に体重を後ろに引く。このときの注意点は腕でハンドルを引くのではなく、体全体で後ろに引くということが重要となるのじゃ。腕だけで上げようとすると、肩が前に残ってしまうので、体重も後ろに乗りきらず、うまくフロントが上がらないのじゃ。
上の写真のイメージで、体を大きく動かせばどんなバイクでもママチャリでさえ必ずできるのじゃ。
タイミングを覚えるために、初めは低いドロップで練習することも重要じゃ。体重移動と足の押し出し、上げ始める場所。この3点のタイミングがバッチリ合えば、根っこだろうが石だろうが何事もなかったかのように越えることができ、さらなるテクニックを習得するための第一歩となるのじゃ!
ただし、やりすぎは厳禁。後ろにひっくり返る可能性もあるので、すぐにバイクから降りられるようにフラットペダルを使い、フロントが上がりすぎたときにのためにリアブレーキに指を掛け、できれば練習はヘルメットをかぶって行うのがよい。なるべく安全に行わないと、周りへの迷惑にもなるからじゃ。
では次回まで精進せよ! |
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カラダに合ったサイズのバイクを選んでおるか?
ダウンヒルやアクションを行うときのバイクは、座って漕ぐこと
がないのでシートは低め、ステムは短めにアップハンドルというの
が基本。これがロードやXC 系のバイクのサイズやポジションだと
難易度が非常に高くなる。漕ぐためのバイクと遊ぶためのバイクは
体の使いかたも違うのだ。特に体重も軽く小柄な女性は、ヒザとヒ
ジに十分に余裕を持たせ、前後左右に体重移動させやすく、足つき
性もよいモノを選ぶことが肝心。良心的なプロショップでは、購入
時に「どんなことをしたいの?」と訪ねられることがあるが、した
いことによって適したバイクが変わるからだ。
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(自転車生活 Vol.5 P122〜P125 掲載)
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